ディフェンディング・チャンピオンの清成龍一(HM Plant Honda Racing)はレース1では3位に終わったが、レース2で優勝し、両レースで表彰台に上がった。また、清成のチームメートのジョナサン・レイは4位と5位に入っている。
レース1でホールショットを決めたのは、前日の予選で2番手だった清成。清成は背後に迫ってきたグレゴリオ・ラビッラ(ドゥカティ)を引き離そうと努力したが、6周目に抜かれて2番手に順位を落とした。
その後、清成はラビッラとレオン・ハスラム(ドゥカティ)の2人と終盤までトップ争いを繰り広げたが、最終的にラビッラ、ハスラムに続いて3位でゴール。今季5度目の表彰台に上がった。
一方、9番手で1周目を終えたレイは、徐々に順位を上げて11周目には4番手までポジションをアップ。その後も必死でトップグループを追ったが届かず、4位でチェッカーフラッグを受けた。
レース2では、清成とレイの2人が抜群のスタートをきった。しかし、レイは1コーナーでほかのライダーにグラベルへ押し出され、戦列に戻ったときは15番手だった。
清成はトップを走行するハスラムの真後ろにつけると、10周目のヒスロップ・シケインでかわしてトップに浮上。そのまま逃げきって今季3勝目を挙げた。2位にはハスラム、3位にはシェーン・バーン(Stobart Vent Axia Motorsport Honda)が入った。
1コーナーでグラベルに飛び出して順位を落としたレイは、そのあとにファステストラップをマークしながら必死で追い上げ、13周目に8番手まで順位をばん回。レイはさらに猛攻をしかけ、最終的に5位でレースを終えた。
4戦(8レース)を終えて、ランキングトップはラビッラ(169ポイント)。ランキング2位に清成(140ポイント)が続き、3位はレイ(109ポイント)となっている。
次戦は5月20日にスネタートン・サーキットで行われる。 |