ディフェンディング・チャンピオンの清成龍一(HM Plant Honda Racing)はレース1で3位、レース2で2位に入賞。両レースで表彰台に上がった。清成のチームメートのジョナサン・レイは、レース1はリタイアしたが、レース2で4位に入った。
土曜日に行われた公式予選では、レイが4番手、清成が8番手だった。
レース1でホールショットを決めたのはレイ。1周目を終えた時点で8番手だった清成は、そこから少しずつ順位を上げ、9周目には2位争いのグループに追いつき、レオン・キャミア(Bike Animal Honda)やシェーン・バーン(Stobart Vent Axia Motorsport Honda)と共に2位争いを展開した。
レイは、気温が高かったためタイヤトラブルに見舞われ、順位を10番手まで落としていたが、17周目にリタイアした。
キャミア、清成、バーンによる2位争いは最終周まで続いたが、バスストップ・シケインで清成がバーンを抜いて3位に入った。優勝したのはグレゴリオ・ラビッラ(ドゥカティ)。2位にはキャミアが入っている。
レース2のスタートも、レース1と同じくレイが飛び出した。清成は1周目を終えた時点で8番手。レイはバーンとトップ争いを繰り広げたが、ラビッラが2人を抜いてトップに浮上した。その間に清成は少しずつ順位を上げていた。
11周目、セーフティカーが導入。その時点で2位争いのグループは、レイ、清成、キャミア、バーンの4人となっていた。
その後、このグループから抜け出した清成は、トップのラビッラにプレッシャーをかけたが、タイトなスラックストンのコースではオーバーテイクすることができず、2位でレースを終えた。
レイはバーンと3位争いを展開していたが僅差で負け、表彰台に上がることができなかった。
2戦(4レース)を終えて、ランキング・トップはラビッラ(100ポイント)。ランキング2位にはキャミア(67ポイント)がつけ、清成とレイは同点(49ポイント)の3位につけている。
次戦は4月29日にシルバーストーン・サーキットで行われる。 |