British Superbike Honda Racing
モータースポーツ > イギリススーパーバイク選手権 > 第13戦 ブランズハッチ 決勝
レース情報 決勝レポート フォトギャラリー
2006.10.01 Rd.13 ブランズハッチ
スケジュール
Rd. Date
01 3/26
ブランズハッチ
02 4/9
ドニントンパーク
03 4/17
スラックストン
04 5/1
オールトンパーク
05 5/21
モンデロパーク
06 6/4
マロリーパーク
07 6/18
スネタートン
08 7/16
ノックヒル
09 7/23
オールトンパーク
10 8/13
クロフト
11 8/28
キャドウェルパーク
12 9/17
シルバーストーン
13 10/1
ブランズハッチ
第13戦 ブランズハッチ
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清成龍一、BSBチャンピオンを獲得!
決勝日:2006年10月1日(日)
会場:ブランズハッチ・GP・サーキット
リザルト&ポイント

 BSB(イギリススーパーバイク選手権)最終戦(第13戦)が10月1日にケント州のブランズハッチ・GP・サーキット(全長3.703km)で行われた。

第13戦 ブランズハッチ
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第13戦 ブランズハッチ
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 CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racingの清成龍一選手は、レース1で優勝し、レース2で2位に入り、日本人としては初のBSBチャンピオンに輝いた。

 第5戦モンデロパーク大会(5月21日)が豪雨で中止となったため、今回の2レースはダブルポイント(優勝者は1レースで50ポイント獲得)となっていた。清成選手(376ポイント)はランキングトップのグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ、377ポイント)と1ポイント差で最終戦を迎えた。ランキング3位のレオン・ハスラム選手(ドゥカティ、368ポイント)との差は8ポイントだった。

 そして迎えた最終戦。レース1でホールショットを奪ったのはシェーン・バーン選手(スズキ)。3周目には清成選手とハスラム選手がバーン選手を抜いてトップに立った。ラビッラ選手はスタートに失敗し、1周目を終えた時点では8番手だった。

 しかし、その直後、豪雨となったためレースは中断。2周目終了時点でトップだったバーン選手がポールポジションについて、レースは再開された。2番手にハスラム選手、3番手は清成選手、ラビッラ選手は6番グリッドとなる。

 17周に短縮されたレース1の第2部で、清成選手はインターミディエイトタイヤを選び、ハスラム選手とラビッラ選手はカットスリックタイヤを選んだ。

 再スタートのレースでもバーン選手がホールショットを奪い、ハスラム選手と清成選手が2位と3位につけた。ラビッラ選手は、今回はスタートも悪くなく、6番手だったが、1周目にフロントエンドが滑って転倒。その結果、トップ争いは清成選手とハスラム選手の2人にしぼられ、2人は路面状況が刻々と変わる中、順位を入れ替え、すばらしいレースを展開して観客を魅了した。

 9周目に再びトップに立った清成選手は、後方からプレッシャーをかけてくるハスラム選手を抑えきっていた。そして13周目、バーン選手が転倒したため、赤旗が掲示され、レースは終了した。

 レース1を制し、今季11勝目を挙げた清成選手はポイントでも首位に立ち、ランキング2位のハスラム選手に18ポイント差をつけて、若干有利な立場に立った。清成選手はレース2で3位に入ればチャンピオン獲得が決まる。

 レース2では清成選手がホールショットを奪い、9周目にハスラム選手に抜かれるまでトップを走行した。その後、清成選手はずっと2番手につけていたが、15周目には再び赤旗が掲示され、レースは終了となった。

 その結果、清成選手(466ポイント)はハスラム選手(458ポイント)に8ポイント差でBSBチャンピオンに輝いた。最終戦を迎えるまでランキングトップにつけていたラビッラ選手(377ポイント)は、今回2レースともノーポイントに終わり、ランキング3位でシーズンを終えた。

 清成選手のチームメイトのカール・ハリス選手はレース1ではリタイアしたが、レース2では4位に入り、ランキング5位(244ポイント)でシーズンを終えた。

第13戦 ブランズハッチ
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第13戦 ブランズハッチ
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コメント

清成龍一選手(優勝/2位)
「チーム、Honda、ミシュランを含む関係者全員のためにもチャンピオンを獲得できて本当によかったです。今週末に入る前には、少しナーバスになっていました。金曜日には転倒したし、天候もよくなかった。でも、シルバーストーンのレース後、チームとマシンには絶大な信頼を寄せていました。チャンピオン獲得は本当にうれしい。僕を支えてくれたみなさんに感謝します」

カール・ハリス選手(DNF/4位)
「キヨ(清成選手)、チャンピオン獲得おめでとう。今年のキヨはチャンピオンにふさわしい走りをしていた。僕にとっても今年はそんなに悪い年ではなかった。最強のチームから出場でき、何回か表彰台にも上がることができたからね。チームのみんなには本当に感謝したい。残念だったのは、今日、表彰台に上がれなかったこと。レース2では4度ぐらい3番手に上がったのに最終的に4位に終わってしまった」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【レース1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 2 清成龍一 Honda 19:45.196 -
2 91 L.ハスラム ドゥカティ 19:45.377 +0.181
3 3 M.ルター Honda 20:01.697 +16.501
4 8 T.ヒル ヤマハ 20:17.757 +32.561
5 75 G.リチャーズ Honda 20:20.890 +35.694
6 88 S.スマート スズキ 18:52.174 +1Lap
10 68 C.マーティン Honda 19:02.087 +1Lap
11 12 D.トーマス Honda 19:04.575 +1Lap
14 42 D.エリソン Honda 19:14.617 +1Lap
18 65 J.レイ Honda 19:45.866 +2Laps
RT 43 H.メインウェアリング Honda 11:34.187 DNF
RT 9 カール・ハリス Honda 6:17.197 DNF
RT 33 M.ラバティ Honda 1:45.087 DNF
【レース2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 91 L.ハスラム ドゥカティ 22:02.916 -
2 2 清成龍一 Honda 22:11.688 +8.772
3 65 J.レイ Honda 22:17.614 +14.698
4 9 カール・ハリス Honda 22:20.855 +17.939
5 33 M.ラバティ Honda 22:30.502 +27.586
6 11 J.ヘイドン スズキ 22:35.365 +32.449
8 3 M.ルター Honda 22:43.460 +40.544
9 75 G.リチャーズ Honda 22:44.537 +41.621
13 12 D.トーマス Honda 23:23.833 +1:20.917
14 68 C.マーティン Honda 23:24.768 +1:21.852
16 43 H.メインウェアリング Honda 21:52.377 +1Lap
RT 42 D.エリソン Honda 1:56.101 DNF
【ライダー】 【マニュファクチャラー】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 清成龍一 Honda 466
2 L.ハスラム ドゥカティ 458
3 G.ラビッラ ドゥカティ 377
4 J.レイ Honda 248
5 カール・ハリス Honda 244
6 S.バーン スズキ 224
7 M.ルター Honda 206
9 M.ラバティ Honda 179
10 G.リチャーズ Honda 151
11 D.トーマス Honda 117
17 G.メイソン Honda 56
19 C.マーティン Honda 39
25 J.バッキンガム Honda 14
27 D.エリソン Honda 8
32 H.メインウェアリング Honda 2
33 G.グリン Honda 1
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ドゥカティ 564
2 Honda 544
3 スズキ 329
4 ヤマハ 217
5 カワサキ 171
ポイント一覧
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