British Superbike Honda Racing
モータースポーツ > イギリススーパーバイク選手権 > 第11戦 キャドウェルパーク 決勝
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2006.08.28 Rd.11 キャドウェルパーク
スケジュール
Rd. Date
01 3/26
ブランズハッチ
02 4/9
ドニントンパーク
03 4/17
スラックストン
04 5/1
オールトンパーク
05 5/21
モンデロパーク
06 6/4
マロリーパーク
07 6/18
スネタートン
08 7/16
ノックヒル
09 7/23
オールトンパーク
10 8/13
クロフト
11 8/28
キャドウェルパーク
12 9/17
シルバーストーン
13 10/1
ブランズハッチ
第11戦 キャドウェルパーク
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清成龍一がレース1で3位
決勝日:2006年8月28日(月)
会場:キャドウェルパーク・サーキット
リザルト&ポイント

 BSB(イギリススーパーバイク選手権)第11戦が、8月28日にリンカーンシャーのキャドウェルパーク・サーキット(全長3.508km)で行われた。

第11戦 キャドウェルパーク
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第11戦 キャドウェルパーク
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 CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racingの清成龍一選手はレース1で3位に入ったが、レース2では転倒し、リタイアに終わった。チームメイトのカール・ハリス選手はレース1で10位に、レース2では5位に入っている。

 暗雲が空を覆い、雷雨が路面を濡らしたレース1では、タイヤチョイスが明暗を分けた。この18周のレースで清成選手が選んだのは、フルウエット・タイヤだった。清成選手はスタート直後に4位につけ、このタイヤチョイスが途中まで正解だったことを示した。

 2周目にトップに立った清成選手は、7周目には2位のハリス選手に7秒差をつけて独走態勢に入っていた。しかし、その後、路面が乾きはじめ、後方からインターミディエイト・タイヤをはいたドゥカティに乗るレオン・ハスラム選手が猛然と追い上げてきた。

 ハスラム選手は13周目に清成選手をかわしてトップに浮上。清成選手はディフェンディング・チャンピオンのグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)にも抜かれ、3位でレース1を終えた。

 レース2はドライ・コンディションのもとで行われた。しかし、清成選手は2周目にタイトなバーン・コーナーで転倒。再スタートを切ったが、マシンのダメージが大きかったためリタイアした。

 ハリス選手にとっても今回は波乱の一日となった。レース1で、フルウエット・タイヤを選択したハリス選手は、オープニングラップでは一時トップに立っていたが、マンスフィールド・コーナーの出口でグリーンに飛び出し、その間に清成選手とトミー・ヒル選手(ヤマハ)に抜かれた。路面が乾いてきたため、さらに順位を落としたハリス選手は、10位でレース1を終えた。

 レース2でハリス選手は7位でオープニングラップを終えた。7周目には4位に上がっていたハリス選手は、3位を走行するラビッラ選手に猛攻をしかけた。ラビッラ選手を抜いたハリス選手は、そのままラビッラ選手を抑えていた。

 しかし、8周目、ギアがニュートラルに入ってしまったっため、ハリス選手は大きく後退した。必死で戦列に戻ったものの、5位でレース2を終えた。

 今回、清成選手がレース2でリタイアしたため、ランキングではハスラム選手(352ポイント)がランキングトップに立った。2位はラビッラ選手(337ポイント)。清成選手(326ポイント)はランキング3位に後退している。ハリス選手(192ポイント)は現在ランキング5位だ。

 残りはあと2戦。9月17日のシルバーストーンと10月1日のブランズハッチを残すのみだ。

第11戦 キャドウェルパーク
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第11戦 キャドウェルパーク
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コメント

清成龍一選手(3位/DNF)
「レース1はタイヤチョイスが明暗を分けました。もっと雨が強くなると読んでいたのですが、そうならなかったのが残念です。レース2で転倒して、ランキングトップの座を明け渡してしまったことは本当に悔しいです。あのセクションはすごく滑りやすくて、気がついたらスリップダウンしていました。マシンの調子がよかっただけに残念です」

カール・ハリス選手(10位/5位)
「ギアがニュートラルに入ってしまったなんて信じられない。今までに一度もそんなことはなかった。それまでとても快調に走っていたんだ。勝てると思っていた。きっと勝ちを意識しすぎたのだろう。次のシルバーストーンは得意なサーキットだから楽しみにしている」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【レース1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 1 G.ラビッラ ドゥカティ 28:03.401 -
2 91 L.ハスラム ドゥカティ 28:08.708 +5.307
3 2 清成龍一 Honda 28:24.012 +20.611
4 67 S.バーン スズキ 28:33.639 +30.238
5 8 T.ヒル ヤマハ 28:39.113 +35.712
6 75 G.リチャーズ Honda 28:39.224 +35.823
10 9 カール・ハリス Honda 28:53.216 +49.815
12 33 M.ラバティ Honda 28:13.171 +1Lap
16 43 H.メインウェアリング Honda 29:23.914 +1Lap
RT 65 J.レイ Honda 22:09.477 DNF
RT 3 M.ルター Honda 22:20.782 DNF
RT 5 G.メイソン Honda 8:48.166 DNF
【レース2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 91 L.ハスラム ドゥカティ 26:34.675 -
2 1 G.ラビッラ ドゥカティ 26:40.534 +5.859
3 65 J.レイ Honda 26:54.603 +19.928
4 8 T.ヒル ヤマハ 26:58.459 +23.784
5 9 カール・ハリス Honda 26:59.074 +24.399
6 99 S.プラター スズキ 27:03.728 +29.053
7 33 M.ラバティ Honda 27:04.343 +29.668
9 75 G.リチャーズ Honda 27:15.567 +40.892
12 5 G.メイソン Honda 27:28.055 +53.380
RT 3 M.ルター Honda 16:38.709 DNF
RT 2 清成龍一 Honda 2:16.761 DNF
RT 43 H.メインウェアリング Honda - DNF
【ライダー】 【マニュファクチャラー】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 L.ハスラム ドゥカティ 352
2 G.ラビッラ ドゥカティ 337
3 清成龍一 Honda 326
4 S.バーン スズキ 211
5 カール・ハリス Honda 192
5 J.レイ Honda 192
7 M.ラバティ Honda 152
9 M.ルター Honda 138
10 G.リチャーズ Honda 104
15 G.メイソン Honda 56
22 C.マーティン Honda 22
23 J.バッキンガム Honda 14
29 D.エリソン Honda 2
29 H.メインウェアリング Honda 2
31 G.グリン Honda 1
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ドゥカティ 434
2 Honda 404
3 スズキ 267
4 ヤマハ 160
5 カワサキ 143
ポイント一覧
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