British Superbike Honda Racing
モータースポーツ > イギリススーパーバイク選手権 > 第10戦 クロフト 決勝
レース情報 決勝レポート フォトギャラリー
2006.08.13 Rd.10 クロフト
スケジュール
Rd. Date
01 3/26
ブランズハッチ
02 4/9
ドニントンパーク
03 4/17
スラックストン
04 5/1
オールトンパーク
05 5/21
モンデロパーク
06 6/4
マロリーパーク
07 6/18
スネタートン
08 7/16
ノックヒル
09 7/23
オールトンパーク
10 8/13
クロフト
11 8/28
キャドウェルパーク
12 9/17
シルバーストーン
13 10/1
ブランズハッチ
第10戦 クロフト
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清成龍一がレース1で優勝
決勝日:2006年8月13日(日)
会場:クロフト・サーキット
リザルト&ポイント

 BSB(イギリススーパーバイク選手権)第10戦が8月13日に北ヨークシャーのクロフト・サーキット(全長3.423km)で行われた。

第10戦 クロフト
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第10戦 クロフト
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 あいにく今回の大会は雨に見舞われたが、CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racingの清成龍一選手がレース1で優勝し、レース2では5位に入った。チームメイトのカール・ハリス選手は、レース1では10位。レース2ではもう少しで優勝というところまでいったが、2位に終わった。

 土曜日に行われた公式予選で、清成選手は3番手、ハリス選手は6番手のグリッドを獲得した。20周で競われたレース1で、フロントローからスタートした清成選手は、すぐにトップに立ったが、3周目にジョナサン・レイ選手(Honda)、レオン・ハスラム選手(ドゥカティ)、グレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)の3人に抜かれた。

 しかし、清成選手もすぐにラビッラ選手を抜き返して3位に上がり、さらに2周後、ハスラム選手を抜いて2位に上がった。トップを走行するレイ選手は力強い走りをしていたが、一度ミスを犯してワイドにはらんだ。その隙にトップに立った清成選手は、そのままポジションをキープして優勝。今季8勝目を挙げた。

 チームメイトのハリス選手は、レース1で序盤6番手のポジションにつけていたが、3周目のヘアピンでトミー・ヒル選手(ヤマハ)とともにスリップダウンを喫した。16位でレースに復帰したハリス選手は、10番手まで追い上げるのが精いっぱいだった。

 激しい雨模様となったレース2は、18周に短縮されて行われた。スタート直後、清成選手は3番手、ハリス選手は5番手につけていた。その後、ハリス選手はヒル選手を抜いて4位に上がり、さらに、清成選手とラビッラ選手を抜いて2位に、マイケル・ルター選手(Honda)を抜いてトップに浮上した。

 11周目になると、トップを走行するハリス選手は2位に8.7秒差をつけていた。しかし、後方から追い上げて来たハスラム選手も素晴らしい走りを見せ、12周目にはチームメイトのラビッラ選手を抜いて2位に上がっていた。そして最終ラップ、チェッカーフラッグ目前でハスラム選手がハリス選手のスリップストリームから抜け出し、ハリス選手に0.090秒という僅差で優勝した。

 レース2で清成選手は5位に終わった。ハスラム選手がレース2で優勝したことで、暫定トップの清成選手とハスラム選手のポイント差はわずか3ポイントとなった。

 第10戦を終えて、ランキングトップは清成選手(310ポイント)。2位はハスラム選手(307ポイント)で、3位はラビッラ選手(292ポイント)となっている。ハリス選手(175ポイント)は現在ランキング6位につけている。

 次戦は8月28日にキャドウェルパークで行われる。

第10戦 クロフト
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第10戦 クロフト
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コメント

清成龍一選手(優勝/5位)
「レース1は順調でした。最初のうち路面がちょっと濡れていたので、僕は慎重になりすぎていました。その間に3人のライダーに抜かれてしまいました。でも、その後、半端じゃないほど集中して抜き返し、優勝することができました。でも、レース2の結果はあまりよくなかった。僕は豪雨は好きじゃないんです」

カール・ハリス選手(10位/2位)
「レース2は本当に悔しかった。でもこれもレースだ。レオン(ハスラム選手)が来るとは予測していなかったんだ。ラスト2周のときに1分27秒2というベストラップを出したので、これで優勝できると思ってしまった。そうしたら、最終ラップにレオンが1分26秒6を出して追いついてきたんだ。あそこまで勝利に近づいていたのに、勝利を手にできなかったというのも珍しいだろう」

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決勝リザルト&ポイントランキング
【レース1】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 2 清成龍一 Honda 27:23.430 -
2 65 J.レイ Honda 27:24.377 +0.947
3 1 G.ラビッラ ドゥカティ 27:25.562 +2.132
4 91 L.ハスラム ドゥカティ 27:25.769 +2.339
5 67 S.バーン スズキ 27:42.537 +19.107
6 3 M.ルター Honda 27:49.031 +25.601
10 9 カール・ハリス Honda 28:02.840 +39.410
13 33 M.ラバティ Honda 28:17.975 +54.545
16 68 C.マーティン Honda 28:38.697 +1:15.267
18 5 G.メイソン Honda 28:50.012 +1:26.582
20 43 H.メインウェアリング Honda 27:45.122 +1Lap
23 14 C.スプロストン Honda 28:32.213 +1Lap
RT 75 G.リチャーズ Honda 18:22.615 DNF
【レース2】
順位 No. ライダー マシン タイム
1 91 L.ハスラム ドゥカティ 26:57.266 -
2 9 カール・ハリス Honda 26:57.356 +0.090
3 1 G.ラビッラ ドゥカティ 27:10.978 +13.712
4 67 S.バーン スズキ 27:13.220 +15.954
5 2 清成龍一 Honda 27:20.908 +23.642
6 3 M.ルター Honda 27:22.819 +25.553
7 33 M.ラバティ Honda 27:24.048 +26.782
9 75 G.リチャーズ Honda 27:42.899 +45.633
13 65 J.レイ Honda 28:03.762 +1:06.496
15 68 C.マーティン Honda 28:19.737 +1:22.471
19 43 H.メインウェアリング Honda 28:07.159 +1Lap
20 14 C.スプロストン Honda 27:08.965 +2Laps
【ライダー】 【マニュファクチャラー】
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 清成龍一 Honda 310
2 L.ハスラム ドゥカティ 307
3 G.ラビッラ ドゥカティ 292
4 S.バーン スズキ 198
5 J.レイ Honda 176
6 カール・ハリス Honda 175
7 M.ラバティ Honda 139
8 M.ルター Honda 138
10 G.リチャーズ Honda 87
15 G.メイソン Honda 52
17 S.プラター Honda 27
19 C.マーティン Honda 22
23 J.バッキンガム Honda 14
29 D.エリソン Honda 2
30 H.メインウェアリング Honda 2
31 G.グリン Honda 1
ポイント一覧
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 ドゥカティ 384
2 Honda 372
3 スズキ 244
4 ヤマハ 136
5 カワサキ 129
ポイント一覧
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