BSB(イギリススーパーバイク選手権)第9戦が、7月23日にオールトンパーク・サーキット(全長4.30km)で行われた。
CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racingの清成龍一選手がダブルウインを達成し、シリーズランキングでもトップに浮上した。チームメイトのカール・ハリス選手はレース1ではリタイアしたが、レース2は清成選手に次ぐ2位でゴールした。
土曜日に行われた予選でポールポジションを獲得したのは、オールトンパーク・サーキットを得意とするハリス選手。清成選手は3番グリッドを獲得した。
レース1では、清成選手が抜群のスタートを切り、ホールショットを奪った。しかし、すぐにレオン・ハスラム選手(ドゥカティ)が清成選手を捕らえ、ロッジ・コーナーで抜き去った。
その4周後、今度は清成選手がヒジー・コーナーに続く直線でハスラム選手を抜き返した。トップに立った清成選手は、ハスラム選手との差を広げ、最終的には4.6秒差をつけて優勝。今シーズン6勝目を飾った。
レース2は清成選手の圧勝に終わった。スタート・トゥ・フィニッシュを飾った清成選手は、ニューラップレコードをマークして、今季2回目のダブルウインを達成した。
これまでチャンピオンシップでランキングトップにつけていたグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)が、レース2でクラッチトラブルのためリタイアしたこともあり、清成選手は一気にランキングトップに浮上。ランキング2位のハスラム選手にも5ポイントのアドバンテージをつけた。
ハリス選手にとっては、今大会は明暗ともに経験した大会となった。BSBで初めてポールポジションを獲得したハリス選手は、レース1では2周目にフロントエンドが滑って転倒。しかし、レース2では清成選手に次いで2位に入った。
第9戦(全16レース)を終えて、今大会でダブルウインを達成した清成選手(274ポイント)はランキングトップに浮上。同2位はハスラム選手(269ポイント)。ハリス選手(149ポイント)は同6位につけている。
次戦は8月13日にクロフトで行われる。
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