BSB(イギリススーパーバイク選手権)第4戦が5月1日にオールトンパーク(全長約4.3km)で行われた。
CBR1000RRに乗るHM Plant Honda Racingのカール・ハリス選手はレース1で5位、レース2で2位に入った。チームメイトの清成龍一選手はレース1で6位に、レース2では5位に入っている。
オールトンパークを得意とするハリス選手は、公式予選で2番手の好ポジションを獲得した。ところが、レース1ではスタート直後の1コーナーでジョナサン・レイ選手(Honda)と接触してグリーンに飛び出してしまった。
再スタートを切った時、ハリス選手の順位は19位だったが、そこから猛然と追い上げ、6周目を終えた時点では9位までばん回。その後、さらに順位を上げたハリス選手は5位でレース1を終えたのだった。
清成龍一選手の方は公式予選で13番手に終わり、4列目からのスタートとなった。今回、苦戦していた清成選手は、それでも16周目には8位に上がり、最終ラップにさらに2人のライダーを抜いて6位でフィニッシュした。
レース2ではハリス選手が大健闘した。好スタートを切り、3番手に立ったハリス選手は、すぐにマイケル・ルター選手(Honda)を抜いて2位に上がった。3周目にはグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)を抜いて一時トップに立ったハリス選手は、さらに4周目には1分36秒245というラップ・レコードをマーク。その後、ラビッラ選手の後方で抜くチャンスをうかがっていた。
最終ラップに入り、ハリス選手はロッジ・コーナーでラビッラ選手を抜くが、その直後、再び抜き返されてしまう。結局、ハリス選手はあと一歩のところでBSB初優勝を逃したが、優勝したラビッラ選手との差は0.058秒と僅差だった。
レース2で清成選手は、着実な走りで少しずつ順位を上げて5位でフィニッシュした。
第4戦(8レース)を終えて、ランキング首位は今回両レースで優勝したラビッラ選手(182ポイント)。ランキング2位はレオン・ハスラム選手(ドゥカティ、121ポイント)で3位が清成選手(108ポイント)。ハリス選手(88ポイント)は4位につけている。
次戦は5月21日にモンデロパークで行われる。
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