BSB(イギリススーパーバイク選手権)の第2戦が4月9日にドニントンパーク(全長約4km)で行われた。
CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racingの清成龍一選手は、レース1で2位に入ったが、レース2では転倒・リタイアに終わった。チームメイトのカール・ハリス選手もレース1で6位、レース2では清成選手同様、転倒・リタイアとなった。
公式予選で5位だった清成選手は、スタート直後のレッドゲート・コーナーで2つ順位を落としたが、その後、猛然と追い上げ、シェーン・バーン選手(スズキ)や、マイケル・ルター選手(Honda)などを次々と抜き去り、S字のフォギー・コーナーでレオン・ハスラム選手(ドゥカティ)を抜いて2位に上がった。
その後、清成選手はトップを走行するグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)を追った。素晴らしいラップタイムをマークしながら、ラビッラ選手を追い上げていた清成選手だったが、突然雹(ひょう)が降ってきたため、レースは13周で赤旗・中断となり、清成選手は2位となった。
チームメイトのハリス選手は、予選では2位だったが、清成選手同様、1周目の1コーナーの混乱で順位を落とし、6位でレースを終えた。
レース1の終了後、大雨が降ったため、参加ライダーには10分間のウエット・プラクティスが与えられた。また、レース2は15周に短縮して行われることになったのである。
レース2で清成選手は抜群のスタートを切った。清成選手がスタート直後からトップにつけると、ハリス選手も3番手の好位置につけた。しかし、2周目、清成選手がレッドゲートで転倒すると、ハリス選手も3周目にマクリーン・コーナーで転倒してしまった。
2戦(4レース)を終えて、清成選手は58ポイントを獲得してランキング2位につけている。ランキング首位は82ポイントのラビッラ選手。ハリス選手は41ポイントを獲得してランキング4位だ。
第3戦は4月17日にハンプシャーのスラックストンで行われる。
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