British Superbike
モータースポーツ > イギリススーパーバイク選手権 > 第13戦 ブランズハッチ 決勝レポート
レース
イギリス 第13戦 10月9日
ブランズハッチ
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レース情報
ラウンド 開催日
01 3/28 ブランズハッチ
02 4/10 スラックストン
03 4/24 マロリーパーク
04 5/2 オールトンパーク
05 5/15 モンデロパーク
06 6/5 クロフト
07 6/26 ノックヒル
08 7/10 スネタートン
09 8/21 シルバーストーン
10 8/29 キャドウェルパーク
11 9/11 オールトンパーク
12 9/25 ドニントンパーク
13 10/9 ブランズハッチ
清成龍一、ランキング2位でシーズンを終える
決勝日:10月9日(日)
会場:ブランズハッチ・サーキット

 2005年BSB(イギリス・スーパーバイク選手権)の最終戦(第13戦)が、10月9日にブランズハッチのグランプリ・サーキット(全長4.197km)で行われた。

 最終戦を迎えた時点で、ランキング首位につけるグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)と同2位の清成龍一選手(HM Plant Honda Racing)とのポイント差は13ポイント。前日に行われた予選では、ラビッラ選手が4位だったのに対して、清成選手は10位。清成選手のチームメイト、マイケル・ルター選手は9位だった。

 20周で競われたヒート1で、最初にトップに立ったのはラビッラ選手のチームメイト、レオン・ハスラム選手。しかし、5周目にハスラム選手はラビッラ選手を先行させた。

 3列目からのスタートとなったルター選手と清成選手は、後方からの追い上げに苦戦した。1周目を終えた時点で8位だった清成選手は、4周目にルター選手をかわした。

 その後、ジェームス・ヘイドン選手(スズキ)やディーン・トーマス選手(カワサキ)と3位争いを繰り広げた清成選手は、12周目にトーマス選手を捕らえた。清成選手は、さらにヘイドン選手を追ったが届かず、4位でヒート1を終えた。ルター選手は6位だった。

 レース1を終えた段階で、ラビッラ選手のチャンピオン獲得は濃厚となっていた。ラビッラ選手はヒート2で1ポイントを獲得すれば、タイトルを手にする状況にあった。実際にヒート2でラビッラ選手はハスラム選手に続いて2位に入り、BSB挑戦1年目にしてタイトルを獲得したのだった。

 ヒート2では、ヒート1でクラッシュしたカール・ハリス選手(Honda)が負傷のため出場できなくなり、清成選手とルター選手はひとつずつ上のグリッドからスタートすることになった。

 3位争いはし烈だった。1周目を終えた段階で9番手だった清成選手は、トーマス選手、グレン・リチャーズ選手(カワサキ)、ゲリー・メイソン選手(Honda)、スティーブ・プラター選手(Honda)と3位争いを繰り広げ、4位でフィニッシュ。序盤5位につけていたルター選手は、8位でレースを終えた。

 2005年シーズンを総括すると、マロリーパークで行われた第3戦で清成選手が転倒したことがタイトル争いに大きく影響を及ぼした。それまでの4レースで優勝していた清成選手は、負傷のため2戦(4レース)の欠場を余儀なくされたからだ。

 復帰後さらに8勝を挙げた清成選手は、シーズン通算で12勝を達成。これはラビッラ選手より5勝多い。ルター選手も3勝を挙げており、HM Plant Honda Racingは2005年シーズン中、最も優秀な成績を納めたチームとなった。また、Hondaはドゥカティに25ポイント差をつけてメーカー・タイトルを獲得した。

コメント

清成龍一選手(4位/4位)
「今週末はブランズハッチで苦戦してしまいました。シーズン開幕戦は同じブランズハッチでもインディ・サーキットで行われたため、優勝することができたのですが、グランプリ・サーキットは難しかった。昨年もここで苦戦しましたが、今年はマシンとミシュラン・タイヤがパッケージとして良くなっていたし、僕も昨年より少しうまくなったと思います。それでもタイトルは取れなかった。今日のレースは、2ヒートとも似たような展開となってしまいました。表彰台に上がれなくて悔しいです。チーフテクニシャンのアドリアン・ゴーストと他のスタッフに感謝したいです。挑戦2年目のBSBは楽しかった。優勝した12のレースはどれも良い思い出となっていますが、出場できなかった4レースが最終的にチャンピオン争いに影響を及ぼしたと思います。今年は色々なことを学ぶことができました。この経験を将来に結びつけていきたいです」

マイケル・ルター選手(6位/8位)
「チームスタッフのおかげでマシンの調子は良かった。チームスタッフには今回だけでなく、これまでの努力に感謝したい。7月にスネタートンでクラッシュして以来、体調が完全ではなかった。ベスト・チームにはなれたが、今シーズンは僕にとってもキヨ(清成選手)にとっても、願っていたような結果にはならなかった。シルバーストーンで行われた第9戦を迎えた段階では45ポイント差をつけてランキングトップにつけていたのだけど、シーズン後半戦は予想外に厳しい戦いだった」

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決勝リザルト&ポイントランキング
レース1
順位 No. ライダー マシン タイム
1 36 G.ラビッラ ドゥカティ 29:07.520 -
2 91 L.ハスラム ドゥカティ
29:07.832 +0.312
3 18 J.ヘイドン
スズキ 29:14.910 +7.390
4 6 清成龍一
Honda 29:15.018 +7.498
5 12 D.トーマス
カワサキ 29:15.315 +7.795
6 2 M.ルター
Honda 29:19.368 +11.848
7 3 G.メイソン Honda 29:27.914 +20.394
8 4 S.プラター Honda 29:30.924 +23.404
9 99 J.マックウィリアムス Honda 29:38.359 +30.839
10 65 J.レイ Honda 29:42.646 +35.126
11 33 M.ラバティ Honda 29:45.433 +37.913
14 74 K.クラーク Honda 30:10.809 +1:03.289
16 77 M.ナット Honda 30:15.158 +1:07.638
RT 37 D.ボーモント Honda 9:01.118 DNF
RT 14 J.マクギネス Honda 6:10.619 DNF
RT 9 K.ハリス Honda   DNF
レース2
順位 No. ライダー マシン タイム
1 91 L.ハスラム ドゥカティ
28:58.591 -
2 36 G.ラビッラ ドゥカティ 29:00.571 +1.980
3 4 S.プラター Honda 29:17.529 +18.938
4 6 清成龍一
Honda 29:17.882 +19.291
5 12 D.トーマス
カワサキ 29:18.130 +19.539
6 75 G.リチャーズ
カワサキ 29:18.822 +20.231
7 3 G.メイソン Honda 29:18.976 +20.385
8 2 M.ルター
Honda 29:24.977 +26.386
10 65 J.レイ Honda 29:38.036 +39.445
11 33 M.ラバティ Honda 29:43.743 +45.152
13 37 D.ボーモント Honda 29:45.272 +46.681
18 74 K.クラーク Honda 30:09.361 +1:10.770
22 42 D.エリソン Honda 30:19.978 +1:21.387
RT 77 M.ナット Honda 19:36.292 DNF
RT 99 J.マックウィリアムス Honda 4:30.146 DNF
RT 14 J.マクギネス Honda 4:41.156 DNF
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 G.ラビッラ ドゥカティ 461
2 清成龍一 Honda 429
3 M.ルター Honda 371
4 L.ハスラム ドゥカティ 350
5 G.リチャーズ カワサキ 241
6 D.トーマス カワサキ 198
7 K.ハリス Honda 195
8 G.メイソン Honda 174
10 M.ラバティ Honda 129
13 S.プラター Honda 111
16 J.レイ Honda 64
18 K.クラーク Honda 41
20 J.マックウィリアムス Honda 36
22 D.ボーモント Honda 20
23 S.ブローガン Honda 19
29 J.ラバティ Honda 8
32 M.ナット Honda 4
33 D.エリソン Honda 4
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 558
2 ドゥカティ 533
3 カワサキ 295
4 スズキ 254
5 ヤマハ 187
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