British Superbike
モータースポーツ > イギリススーパーバイク選手権 > 第11戦 オールトンパーク 決勝レポート
レース
イギリス 第11戦 9月11日
オールトンパーク
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レース情報
ラウンド 開催日
01 3/28 ブランズハッチ
02 4/10 スラックストン
03 4/24 マロリーパーク
04 5/2 オールトンパーク
05 5/15 モンデロパーク
06 6/5 クロフト
07 6/26 ノックヒル
08 7/10 スネタートン
09 8/21 シルバーストーン
10 8/29 キャドウェルパーク
11 9/11 オールトンパーク
12 9/25 ドニントンパーク
13 10/9 ブランズハッチ
第11戦 オールトンパーク
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清成龍一、ダブルウインでランキングトップに浮上!
決勝日:9月11日(日)
会場:オールトンパーク・サーキット

 2005年BSB(イギリス・スーパーバイク選手権)第11戦は、9月11日にチェシャーにあるオールトンパークで行われた。

第11戦 オールトンパーク
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第11戦 オールトンパーク
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 Honda CBR1000RRに乗るHM Plant Honda Racingの清成龍一選手は両ヒートで優勝し、50ポイントを獲得。それまでランキング3位だった清成選手は、一気にランキングトップに浮上した。

 土曜日に行われた予選で3番手のタイムを叩き出し、フロントローからスタートした清成選手は、ヒート1でホールショットを決め、6周トップを走行した。

 その後、シェル・オイル・コーナーの進入でチャンピオン争いのライバル、グレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)に抜かれたが、9周目にロッジ・コーナーの進入で再び抜き返した。その後、清成選手はコンスタントに速いタイムを刻み、ラビッラ選手を振り切って今季11勝目を挙げたのである。

 レース2はさらに接戦となった。再びホールショットを決めた清成選手だったが、5周目のカスケード・コーナーでラビッラ選手に抜かれた。しかし、レース1の時と同じような展開で、10周目に清成選手は再びラビッラ選手をかわしてトップに浮上した。

 だが、今回はラビッラ選手の追撃が激しく、2人はラスト4周で何度か順位を入れ替えた。ラビッラ選手のリードで入ったラストラップ。清成選手は最終の右コーナーで賭けに出た。

 ワイドなラインを取って、アウトからラビッラ選手に並んだ清成選手は、CBR1000RRの優れたパワーとハンドリング特性を利用してフィニッシュライン上でラビッラ選手を抜き去った。優勝した清成選手と2位に入ったラビッラ選手の差は0.004秒と僅差だったのである。

 強運だった清成選手と比べると、チームメイトのマイケル・ルター選手は不運に見舞われた。レース1が始まる前までは、ランキングトップのラビッラ選手に2ポイント差で、ランキング2位だったルター選手。予選で11番手だったルター選手は、ヒート1ではリヤブレーキのトラブルに見舞われて10位に終わった。さらに悪いことに、ヒート2では4周目にフォウルストン・シケインでクラッシュして、リタイアに終わったのだった。

 このレースで、ダブルウインを達成した清成選手は、ランキングトップに浮上したわけだが、清成選手にとってランキングトップは今シーズン2回目。シーズン開幕戦のブランズハッチと第2戦のスラックストンの大会でダブルウインを達成してランキングトップとなった時は、その後の2レースを負傷のため、欠場した。

 現在ランキングトップの清成選手(367ポイント)と同2位のラビッラ選手(366ポイント)のポイント差はわずか1ポイントだ。また、シーズン中盤ずっとランキング首位につけていて、現在ランキング3位となったルター選手(330ポイント)と清成選手のポイント差は37ポイントとなっている。

 次戦は9月25日にドニントンパークで行われる。昨年、ドニントンパークで行われた最終戦で、清成選手はダブルウインを決めた。ちなみに今年の最終戦は10月9日にブランズハッチで行われる。

第11戦 オールトンパーク
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コメント

清成龍一選手(優勝/優勝)
「ダブルウインを決めることができてとても嬉しいです。プラクティスの時にレース用タイヤをはいてタイムをマークした時点で、今日は接戦になるだろうと予想していました。予想通り両ヒートでラビッラがハードにプッシュしてきました。ヒート1でラビッラに抜かれた時、僕は冷静でした。マシンの調子もタイヤも良かったので、その後、ラビッラを抜き返すことができました。でも、ヒート2で優勝できたのはラッキーだったからです。最終コーナーで、優れた加速性能を生かして勝つことができました。僕にとって、これまでで一番僅差の優勝となりました」

マイケル・ルター選手(10位/DNF)
「今日もついていなかった。ヒート1ではリヤブレーキにトラブルがあったため、思うような走りができなかった。ヒート2ではシケインの入口でフロントが滑ってしまったため、コースサイドでレースの残りを見ていなくてはならなかった」

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決勝リザルト&ポイントランキング
レース1
順位 No. ライダー マシン タイム
1 6 清成龍一
Honda 29:15.364 -
2 36 G.ラビッラ
ドゥカティ
29:17.651 +2.287
3 1 J.レイノルズ スズキ 29:18.875 +3.511
4 91 L.ハスラム ドゥカティ
29:19.659 +4.295
5 75 G.リチャーズ
カワサキ 29:20.542 +5.178
6 18 J.ヘイドン スズキ 29:27.885 +12.521
8 9 K.ハリス Honda 29:30.200 +14.836
9 3 G.メイソン Honda 29:30.257 +14.893
10 2 M.ルター
Honda 29:30.486 +15.122
16 14 J.マクギネス Honda 30:03.811 +48.447
19 74 K.クラーク Honda 30:18.129 +1:02.765
20 77 M.ナット Honda 30:20.800 +1:05.436
RT 4 S.プラター Honda 23:01.147 DNF
RT 42 D.エリソン Honda 20:15.403 DNF
RT 68 S.ブローガン Honda 10:20.998 DNF
レース2
順位 No. ライダー マシン タイム
1 6 清成龍一
Honda 29:14.768 -
2 36 G.ラビッラ
ドゥカティ
29:14.772 +0.004
3 1 J.レイノルズ スズキ 29:17.133 +2.365
4 91 L.ハスラム
ドゥカティ
29:19.381 +4.613
5 9 K.ハリス Honda 29:28.544 +13.776
6 8 T.ヒル ヤマハ 29:28.628 +13.860
9 3 G.メイソン Honda 29:37.200 +22.432
10 4 S.プラター Honda 29:45.507 +30.739
14 68 S.ブローガン Honda 30:09.511 +54.743
15 14 J.マクギネス Honda 30:09.558 +54.790
17 74 K.クラーク Honda 30:12.272 +57.504
18 77 M.ナット Honda 30:13.506 +58.738
RT 2 M.ルター
Honda 4:58.498 DNF
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 清成龍一 Honda 367
2 G.ラビッラ ドゥカティ 366
3 M.ルター Honda 330
4 L.ハスラム ドゥカティ 269
5 G.リチャーズ カワサキ 218
6 K.ハリス Honda 188
8 G.メイソン Honda 141
10 M.ラバティ Honda 113
14 S.プラター Honda 82
17 J.レイ Honda 47
18 K.クラーク Honda 39
20 J.マックウィリアムス Honda 29
22 S.ブローガン Honda 19
23 D.ボーモント Honda 17
29 J.ラバティ Honda 8
33 M.ナット Honda 2
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 493
2 ドゥカティ 433
3 カワサキ 250
4 スズキ 214
5 ヤマハ 171
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