British Superbike
モータースポーツ > イギリススーパーバイク選手権 > 第10戦 キャドウェルパーク 決勝レポート
レース
イギリス 第10戦 8月29日
キャドウェルパーク
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レース情報
ラウンド 開催日
01 3/28 ブランズハッチ
02 4/10 スラックストン
03 4/24 マロリーパーク
04 5/2 オールトンパーク
05 5/15 モンデロパーク
06 6/5 クロフト
07 6/26 ノックヒル
08 7/10 スネタートン
09 8/21 シルバーストーン
10 8/29 キャドウェルパーク
11 9/11 オールトンパーク
12 9/25 ドニントンパーク
13 10/9 ブランズハッチ
第10戦 キャドウェルパーク
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清成龍一、ヒート2で3位に入賞
決勝日:8月29日(月)
サーキット:キャドウェルパーク

 2005年BSB(イギリススーパーバイク選手権)第10戦は8月29日にリンカーンシャーにあるキャドウエルパーク(全長約3.28km)で行われた。

第10戦 キャドウェルパーク
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第10戦 キャドウェルパーク
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 Honda CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racing Teamの清成龍一選手はヒート1で5位、ヒート2で3位に入った。清成選手のチームメイト、マイケル・ルター選手は、これまでポイントトップだったが、今回ヒート2で転倒したため首位の座をグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)に奪われた。

 ヒート1では数名のライダーが1周目のコピス・コーナーで転倒したため、セーフティカーが3周にわたってコースに介入した。この時点で清成選手は6位、ルター選手は9位につけていた。

 セーフティカーが退出したあと、ルター選手はすぐに5人のライダーによって構成されるトップグループを追いかけ、6位に上がったが、8周目には7位に落ち、チェッカーフラッグを受けた時点では9位となった。

 清成選手は、今回予選では苦戦し、3列目、11番手からのスタートとなっていた。しかし、レース当日の走りは見違えるようで、ヒート1では7周目に8位に上がり、さらに猛然と追い上げて2つ順位を上げた。この間に、清成選手は1分28秒409というニューラップレコードをマーク。これは加賀山就臣選手(スズキ)が持っていたレコードを0.7秒短縮するものだった。

 優勝争いは、ラストラップにラビッラ選手とチームメイトのレオン・ハスラム選手が揃ってグリーンに飛び出したため、トミー・ヒル選手(ヤマハ)が制した。2位にはラビッラ選手が入り、3位はカワサキのグレン・リチャーズ選手が入った。

 清成選手はもう少しで3位に手が届くところまで追い上げていたが、ラストラップにマウンテン・セクションでミスを犯し、最終的に5位でレースを終えた。

 しかし、ヒート2で清成選手はさらに素晴らしい追い上げを見せた。1周目を終えた時点で12位だった清成選手は、その後の3周にわたって1周につきひとりずつライダーをかわしていき、8周目にジェームス・ヘイドン選手(スズキ)を抜いて8位に上がると、さらに4人を抜いて4位に上がった。清成選手はラスト3周でヒル選手を抜き、今季13回目の表彰台に上がったのだった。

 ヒート2でルター選手は、1周目の1コーナーで3位につけ、その周を終えた時点では2位に上がっていた。しかし、その後、ラビッラ選手とヒル選手に抜かれ、さらに12周目にクラッシュしてしまった。

 ヒート2で優勝したのはハスラム選手で、2位にラビッラ選手が入った。ルター選手が転倒に終わったため、ランキング首位にはラビッラ選手(326ポイント)が浮上。ルター選手(324ポイント)とのポイント差は2ポイントである。ランキング3位の清成選手(317ポイント)とラビッラ選手のポイント差も9ポイントとなった。

 残りは3戦(6レース)とシーズンもいよいよ終盤に突入し、チャンピオン争いはし烈となっている。次戦は9月11日にオールトンパークで行われる。

第10戦 キャドウェルパーク
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コメント

マイケル・ルター選手(8位/DNF)
「先週のシルバーストーンに続いて今週も良いレースができなかった。今回の方が先週よりさらに悪い。2ヒートで確実にポイントを獲得しようと思っていたのにできなかったからだ。タイトルのことを考えるより、各レースに集中しようと考えていたのだけど、そうはならなかった。でも、今日の結果自体は悪いが、僕とラビッラのポイント差はまだ2ポイントだ。残りは6レースあるのでばん回できるよう全力を尽くす」

清成龍一選手(5位/3位)
「今朝のウオームアップでちょっとしたヒントを得ることができたので自信がつきました。3列目からのスタートだったので、トップグループに追いつくのは無理でしたけど、HM Plant Honda Racing Teamの地元のファンのために、少しでも上の順位を狙っていました。僕のマシンはストレートでとても速かったので、コーナーの立ち上がりで大勢のライダーを抜くことができました。今週はチームにとって難しい状況でしたけど、ヒート2で表彰台に上がれたので良かったです。今後はさらに頑張って、ラビッラとマイケル(ルター選手)とのギャップを詰めていきたいです」

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決勝リザルト&ポイントランキング
レース1
順位 No. ライダー マシン タイム
1 8 T.ヒル ヤマハ 27:41.871 -
2 36 G.ラビッラ
ドゥカティ
27:46.051 +4.180
3 75 G.リチャーズ
カワサキ 27:46.478 +4.607
4 9 K.ハリス Honda 27.46.916 +5.045
5 6 清成龍一
Honda 27:47.182 +5.311
6 91 L.ハスラム
ドゥカティ
27:49.369 +7.498
8 2 M.ルター
Honda 27:55.636 +13.765
11 3 G.メイソン Honda 27:09.202 +27.331
15 37 D.ボーモント Honda 28:21.439 +39.568
16 74 K.クラーク Honda 28:26.720 +44.849
19 42 D.エリソン Honda 28:29.289 +47.418
21 77 M.ナット Honda 28:56.431 +1:14.560
RT 65 J.レイ Honda 17:27.557 DNF
RT 4 S.プラター Honda 17:27.658 DNF
RT 68 S.ブローガン Honda - DNF
レース2
順位 No. ライダー マシン タイム
1 91 L.ハスラム
ドゥカティ
26:41.146 -
2 36 G.ラビッラ
ドゥカティ
26:41.590 +0.444
3 6 清成龍一
Honda 26:50.985 +9.839
4 8 T.ヒル ヤマハ 26:51.897 +10.751
5 9 K.ハリス Honda 26:57.040 +15.894
6 18 J.ヘイドン スズキ 26:57.430 +16.284
9 4 S.プラター Honda 27:09.511 +28.365
10 3 G.メイソン Honda 27:11.493 +30.347
13 74 K.クラーク Honda 27:36.850 +55.704
16 42 D.エリソン Honda 27:41.016 +59.870
18 37 D.ボーモント Honda 27:51.011 +1:09.865
21 77 M.ナット Honda 27:23.072 +2Laps
RT 2 M.ルター
Honda 16:26.934 DNF
RT 65 J.レイ Honda 1:37.517 DNF
ライダー
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 G.ラビッラ ドゥカティ 326
2 M.ルター Honda 324
3 清成龍一 Honda 317
4 L.ハスラム ドゥカティ 243
5 G.リチャーズ カワサキ 199
6 K.ハリス Honda 169
8 G.メイソン Honda 127
9 M.ラバティ Honda 113
15 S.プラター Honda 76
16 J.レイ Honda 47
18 K.クラーク Honda 39
19 J.マックウィリアムス Honda 29
22 S.ブローガン Honda 17
22 D.ボーモント Honda 17
28 J.ラバティ Honda 8
33 M.ナット Honda 2
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  マニュファクチャラー
順位 マニュファクチャラー 総合
ポイント
1 Honda 443
2 ドゥカティ 393
3 カワサキ 230
4 スズキ 182
5 ヤマハ 152
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