2005年BSB(イギリススーパーバイク選手権)第8戦は7月10日にノーフォークシャーのスネタートンで行われた。
Honda CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racing Teamの清成龍一選手はヒート1で優勝したものの、ヒート2では転倒、ノーポイントに終った。ランキング首位につけているチームメイトのマイケル・ルター選手はヒート1で5位、ヒート2で3位に入って、ポイントリードをさらに広げた。
前戦、ノックヒルでダブルウインを決めた清成選手は、今回のヒート1でもスタート・トゥ・フィニッシュを決めた。4周目と15周目にはコースレコードを更新するというおまけつきの圧勝だったのである。
ヒート1でルター選手の方は、1周目を終えた時点で4位だった。その後、マイケル・ラバティ選手(Honda)がクラッシュしたため3位に上がったが、ジョン・レイノルズ選手(スズキ)とジェームス・ヘイドン選手(スズキ)と激しいバトルを繰り広げた結果、5位でチェッカーフラッグを受けた。
ヒート2では清成選手とルター選手の状況が入れ替わった。ルター選手がホールショットを決め、その後、ラバティ選手と何度かトップ争いを繰り広げたのち、リードを広げ始めた。かたや清成選手は4位で1周目を終えたが、その後猛烈な追い上げを見せ、5周目にレオン・ハスラム選手を抜いて3位に上がった。しかしその直後、ルター選手とラバティ選手を追いかけている際に転倒。幸い怪我はなかった。
ルター選手はグレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)の追い上げにあい、18周目に3位に後退したが、そのままの順位をキープしてチェッカーフラッグを受けた。
今回、清成選手が転倒したため、チャンピオン争いをしているルター選手と清成選手のポイント差はさらに2ポイント開き、ルター選手302ポイント、清成選手257ポイントとなった。
次戦は8月21日にシルバーストーンで行われる。約1カ月半のブレイクの間、清成選手は7月31日に行われる鈴鹿8耐に出場し、ルター選手は待望のオフを堪能することになる。
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