HONDA The Power of Dreams

　2005年BSB(イギリススーパーバイク選手権)第6戦は6月5日にノースヨークシャーにあるクロフト(全長3.47km)で行われ、Honda CBR1000RRKに乗るHM Plant Honda Racing Teamの清成龍一選手がヒート1で優勝、ヒート2でも3位に入った。チームメイトのマイケル・ルター選手は両ヒートで2位に入っている。

　土曜日に行われた予選でポールポジションを獲得したのはルター選手。清成選手は4番手のタイムをマークした。

　日曜日に行われた決勝レースのヒート1ではルター選手がホールショットを決め、序盤の5周、トップを走行した。しかし、5周目に清成選手がルター選手を捕らえてトップに浮上。9周目にニューラップ・レコードをマークすると、ルター選手に約5秒の差をつけて優勝した。

　ヒート2も清成選手がトップに立ち、10周目までトップを走行していたが、雨が降り始めたため赤旗が出された。その時点でルター選手は4番手から2番手まで追い上げ、トップを走行する清成選手の0.9秒後方に迫っていた。

　ヒート2の第2レース(14周)のスタートは、第1レースの8周目の順位に基づくものとなった。清成選手とルター選手は、グレゴリオ・ラビッラ選手(ドゥカティ)、グレン・リチャーズ選手(カワサキ)、スティーブ・プラター選手(カワサキ)の3人と首位争いを繰り広げることになった。

　結局、優勝したのはラビッラ選手となり、2位争いはラストラップにルター選手が清成選手を抜いて決着をつけた。

　6大会、12レースを終えて、ランキング首位はルター選手。同2位のラビッラ選手に45ポイント差をつけている。

　次戦は6月26日にノックヒルで行われる。

■清成龍一選手(優勝/3位)
「今日は両ヒートともマイケル(ルター)が最初から最後までプッシュしてきたので、難しい展開となりました。今回も優勝できてうれしいですが、ランキング2位に上がるためにさらに頑張らなくてはいけません。もうすでに次のレースが楽しみになっています」

■マイケル・ルター選手(2位/2位)
「今日の結果には満足している。クロフトはHM Plant Honda Racing Teamにとって地元なので、良い結果が出せて良かった。Honda CBR1000RRKはこのコースに本当に合っている。僕の今日の目標は、表彰台に上がって、ポイントリードをさらに広げることだった。この2つの目標を達成できて嬉しい」