2005年BSB(英国スーパーバイク選手権)の第4戦がバンクホリディの5月2日、月曜日にオールトンパークで行われ、Honda
CBR1000RRに乗るHM Plant
Honda Racingのマイケル・ルター選手がヒート1で優勝、ヒート2で2位に入った。チームメイトの清成龍一選手は、前戦マロリーパークで転倒した際に脳震盪を起こしたので、今回は大事を取って欠場した。
予選でポールポジションを獲得したルター選手だったが、ヒート1のレースでは、スタートで出遅れ、6位から追い上げる展開となった。しかしその後、1周につき1人ずつ抜いていったルター選手は、6周目にカワサキのG.リチャーズ選手とD.トーマス選手を抜いてトップに躍り出ると、その後どんどんアドバンテージを広げて行った。最終的に、2位に入ったG.ラビッラ選手(ドゥカティ)に3.797秒差をつけて優勝したのである。
ヒート1とヒート2の合間に雨が降ったため、ヒート2に臨むにあたっては、ライダー全員がタイヤチョイスに悩まされた。どのタイヤを選ぶかは、まるで一種の賭けのようになったのだ。
ルター選手はホールショットを決めるが、レース中に太陽が顔を出し、路面が乾くにつれて苦戦するようになって、中盤にK.ハリス選手(Honda)とL.ハスラム選手(ドゥカティ)に抜かれた。その後、ハリス選手がシケインでミスしたため、ルター選手は2位に上がったのであった。
その後、ルター選手は必死でハスラム選手を追い上げ、ラストラップのシケインでハスラム選手に仕掛けたが、最終的に2位でレースを終えた。
4戦を終えた時点で、ルター選手は164ポイントを獲得してランキングトップにつけている。ランキング2位はラビラ選手で108ポイント。清成選手は100ポイントでランキング4位となっている。
次戦は5月15日にモンデロパークで行われる。
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