2005年BSB(英国スーパーバイク選手権)の第3戦が、4月24日にイギリスのレスターにあるマロリーパークで行われた。Honda CBR1000RRKに乗るHM
Plant Honda Racing Teamのマイケル・ルターがダブルウインを飾ったが、チームメイトの清成龍一はヒート1で転倒。ヒート2も欠場した。
土曜日に行われた予選では、全長2.237kmのマロリーパークで、ポイントリーダーの清成が50秒593という驚異的なタイムをマークして、今季初のポールポジションを獲得。翌日のレース(30周×2ヒート)へ向けての期待が高まった。地元のルターは、50秒816で予選2番手につけた。
しかし、日曜日のヒート1では、清成がエドウィナ・シケインで転倒、赤旗が出された。ヘビーブレーキング時にコントロールを失った清成は、グリーンに飛び出して転倒し、脳震盪を起こした。メディカルセンターで意識を取り戻した清成だったが、大事を取ってこの日はヒート2にも欠場することになったのである。
リスタートされたヒート1でルターは、1コーナーに3番手で入ると、エドウィナ・シケインでトップに立ち、3周目に51秒590というラップレコードを樹立した。その後もどんどんアドバンテージを築き、最終的に2位に入ったグレン・リチャーズ(カワサキ)に6秒以上の大差をつけて優勝したのだった。
ヒート2は2度にわたって中断され、12周のレースとなった。ルターは始終レースをリードし、ダブルウインを達成した。
その結果、3戦・6レースを終えた段階で清成4勝、ルター2勝とHM Plant Honda Racing Teamの圧勝となっている。ポイントでは、今回清成が2ヒート共ノーポイントだったため、ルターが119ポイントでランキング首位に躍り出た。同2位は清成で100ポイントである。
次戦はイギリスの休日、バンク・ホリディ(5月2日)にチェシャのオールトンパークで行われる。
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