決勝日:9月12日(日)
サーキット:オールトンパーク
2004年9月12日にオールトンパークで行われたイギリススーパーバイク選手権(BSB)第12戦では、HM
Plant Honda Racingのマイケル・ルター(CBR1000RRW)が両ヒートで2位に入り、両ヒートで優勝したライバルのジョン・レイノルズ(スズキ)にポイント差を広げられたものの、タイトル獲得への望みを最終戦につないだ。
第1ヒートのレースは雨のため11周の時点で赤旗中断となった。ポールポジションからスタートしたルターは、赤旗が振られる前周の時点でレイノルズに続いて2位につけていた。タイヤ交換を行うために5分間レースは中断され、その後18周のレースが再開。
再開されたレースでルターは1周目2位。3周目にレイノルズを捕らえるとロッジ・コーナーで抜き去った。そのままトップでチェッカーフラッグを受けたルターだったが、前半と後半のタイムを合計した結果、前半アドバンテージを築いていたレイノルズがルターに4秒以上の差をつけて優勝。3位には加賀山就臣(スズキ)が入った。
ルターのチームメイト、清成龍一は中断前こそ15位だったが、後半はラスト8周というところから追い上げ、12位でレースを終えた。
第2ヒートでルターは好スタートを切った。しかし、5周目のヒジーズ・シケインでレイノルズがルターをパス。さらにその2周後、加賀山も同じ場所でルターを抜いた。
その後、ルターと加賀山は接戦を繰り広げたが、最終ラップでルターが加賀山を抜いて2位でフィニッシュした。加賀山はルターに遅れること0.311秒で3位に入った。
清成は1周目を終えた時点で15位だったが、中盤までに8位に上がり、その後さらに2人のライダーを抜いて6位でゴールした。
注目のチャンピオン争いは、今回の大会を終えた段階でレイノルズが420ポイント、ルターが377ポイントと43ポイント差。残りは来週ドニントンパークで行われる最終戦のみだが、最大で50ポイント獲得できるので、ルターにもタイトル獲得のチャンスは残されている。 |