決勝日:8月15日(日) サーキット:クロフト・サーキット
BSB(イギリススーパーバイク選手権)の第10戦が、8月15日に北ヨークシャーにある全長3.4qのクロフト・サーキットで行われ、マイケル・ルター(HM Plant Honda Racing、Honda CBR1000RRW)が両ヒートで優勝。チームメイトの清成龍一は両ヒートで4位に入賞した。
予選で2番手のポジションを獲得したルターは、決勝の第1ヒートでスタート直後に6位に後退。だが、9周目にはタイトル争いを繰り広げているライバルのジョン・レイノルズ(スズキ)と3位争いを展開するところまで追い上げた。その後、タワーベント・コーナーでレイノルズをかわして3位に。清成も12周目にはレイノルズを抜いて4位に上がるが、すぐに抜き返されてしまった。
ルターは、加賀山就臣(スズキ)、スコット・スマート(カワサキ)とトップ争いを繰り広げ、16周目には2位のスマートをかわした。17周目には1分21秒487というファステストラップをマークし、トップを走行する加賀山にプレッシャーをかけ続けた。
最終ラップにタワーベントの出口でシフトミスした加賀山を抜き去ったルターは、加賀山に0秒836差をつけて優勝。清成もレイノルズを抜いて4位に入り、チームメイトのタイトル獲得に向けて貢献した。
第2ヒートでルターはホールショットを奪うが、すぐにスマートと加賀山に抜かれて3位に落ちてしまう。しかし、3周目に加賀山が転倒リタイアして2位に浮上。14周目にはスマートを抜いて一時トップに立ったが、すぐに2番手に下がった。
15周目にルターは再びトップに立ったが、17周目にまたもスマートに抜かれる。さらに、レイノルズにもかわされて3位に。しかし、すぐにレイノルズを抜いたルターは18周目にスマートも抜いてトップに立つと、そのままアドバンテージを広げていき、トップでチェッカーフラッグを受けた。
清成は第2ヒートも4位に入り、ランキング6位のポジションを確実なものとした。
現在ルターとランキングトップのレイノルズとのポイント差は50ポイント。次の大会は8月30日にキャドウェルパークで行われる。 |