決勝日:7月18日(日) サーキット:マロリーパーク・サーキット
BSB(イギリススーパーバイク選手権)の第9戦は、7月18日にマロリーパークで行われた。日本で行われた鈴鹿8耐の事前テストから戻ったばかりの清成龍一(HM Plant Honda Racing Team、Honda CBR1000RRW)は、第1ヒート4位、第2ヒート3位に入り、3月にシルバーストーンで行われた開幕戦以来の活躍を見せた。
第1ヒート、スタート直後に9番手だった清成は、3周目にはチームメイトのマイケル・ルターの真後ろ、7番手のポジションにつけていた。その後、攻め続けた清成は、23周目にルターがミスを犯した隙に5位に浮上。さらにジョン・レイノルズ(スズキ)、加賀山就臣(スズキ)、スコット・スマート(カワサキ)、ジェームス・ヘイドン(ヤマハ)とトップ争いを繰り広げた。
26周目にへイドンをかわして4位に上がった清成は、3位のスマートを射程距離に捕らえてプッシュし続けたが及ばず、4位で第1ヒートを終えた。
第2ヒートで清成は、終盤にレイノルズとへイドンをかわして2位に浮上。優勝したスマートに続いて2番目にチェッカーフラッグを受けたが、レースが一時中断されて2部制となり、合計タイムで順位が決まることになったため3位となった。しかし、ラスト2周の時点で清成がマークした51秒931というタイムは、ファステストラップを記録した。
清成のチームメイト、ルターにとってマロリーパークは地元だったが、今回はツキに見放されていた。第1ヒートでは6位に入ったルターだったが、第2ヒートでは20周目にジェラルド・ベンドでフロントが滑って転倒してしまったのである。
9戦目を終えた段階で、ルターはランキング2位のポジションをキープしてはいるものの、首位のレイノルズとのポイント差は73ポイントに広がっている。 |