決勝日:6月20日(日) サーキット:ブランズハッチ・サーキット 天候:雨のち曇り
BSB(イギリススーパーバイク選手権)の第7戦は6月20日に1周4.16kmのブランズハッチ・サーキットで行われた。HM Plant Honda Racingのマイケル・ルター(Honda CBR1000RRW)は、1ヒート目-5位、2ヒート目-14位という結果だった。チームメイトの清成龍一は1ヒート目-18位、2ヒート目-20位と両ヒート共ポイント圏外に終わっている。
20周で競われる第1ヒートのスタート前に豪雨となったため、各ライダーはタイヤチョイスに悩むことになった。ルターは2番手で1コーナーに飛び込んでいくが、急速に乾いていく路面の状況が、レースをさらに難しいものにした。
11周目、クラッシュが発生し、セーフティカーが3周にわたってコースに進入した。再スタート後のレースでトップに立ったのはポイントリーダーのジョン・レイノルズ(スズキ)。ルターとショーン・エメット(ドゥカティ)、ジョン・マクギネス(カワサキ)、加賀山就臣(スズキ)の4人が残りの表彰台のポジションを争うことになった。
結局ルターは5位で惜しくも表彰台を逃した。ちなみにルターが表彰台に上がれなかったのは、今季たった2度目である。
第2ヒートも変わりやすい天候に左右されるレースとなった。今回ルターはマシンの不調のためトップグループについていくことはできなかった。レース後、ルターは2周目から電気系統に問題があったことを明らかにした。
第2ヒートで優勝したのは、普段はスーパーバイク世界選手権に出場しており、今回ワイルドカードでBSBに出場したレオン・ハスラム(ドゥカティ)。レイノルズは途中までトップを走行していたが、終盤タイヤトラブルで後退した。レイノルズが7位に終わったことにより、ルターは14位だったとはいうものの、ポイント差を29点にとどめることができたのだった。
清成は今回が初めてのブランズハッチの攻略にてこずっていた。悪天候のせいもあり、1ヒート目の18位に続き、第2ヒートでも20位とノーポイントに終わったのだった。
2004年のBSBも残りは6戦。次戦は7月4日にノックヒルで行われる。 |