アジアロードレース選手権戦第6戦がマレーシア、セパン・インターナショナル・サーキットで開催されました。気温30℃、路面温度52.3℃でASB1000の予選が行われ、ポールポジションはブロック・パークス(ヤマハ)が獲得。ザクワン・ザイディ(Honda Asia-Dream Racing with SHOWA)は4番手に付け、セカンドローからのスタートとなりました。

レース1
ホールショットは、パークス。ザイディは2番手につけます。ザイディは2ラップ目の1コーナーでトップに立ちますが、その周回の中で、転倒してしまいます。変わってトップに立ったのはアズラン・アズラン・シャー・カマルザマン(BMW)、それをフェデリコ・サンディ(ドゥカティ)、アピワット・ウォンタナノン(ヤマハ)、パークスらが僅差で続き追いました。3ラップ目にはサンディが首位に立ち快走、2番手にはウォンタナノンが上がり、カマルザマン、アフマド・ユディスティラ(ヤマハ)、ティティポン・ワロコーン(カワサキ)らが続きます。7ラップ目にカマルザマンがトップに立つとそのままチェッカーを受け、ワロコーンが2番手争いを制し2位、3位にウォンタナノンとなりました。

レース2
レース1で転倒してしまったザイディは、身体のチェックをして、体調を整えてグリッドに着きました。ホールショットはワロコーンが奪いますが、ザイディは2番手で1コーナーに侵入、好スタートでレースをスタートしますが、ポジション取りがうまくいかずに後退、そこからばん回して行きます。

オープニングラップは、ワロコーン、ウォンタナノン、パークス、カマルザマン、ザイディのオーダー。2ラップ目にウォンタナノンが首位を奪い、パークス、ワロコーン、カマルザマン、サンディ、ザイティらがトップ集団を形成します。激しいトップ争いとなり、ワロコーン、ウォンタナノン、パークスが各コーナーでポジションを入れ替えます。トップ争いは6台、ザイディは7番手でセカンド集団を引っ張り、トップ争いを追います。

7ラップ目トップはカマルザマンとなり、ワロコーン、ウォンタナノン、パークスが追い、ザイディは5番手に浮上しトップ争いへと迫ります。ザイディは9ラップ目には4番手浮上、バランスを崩し、転倒かと思われる場面もありましたが、回避して、トップ争いの3台を追います。最終ラップ、カマルザマンがスパート、2位以下を突き放して優勝。2位はワロコーン、3位ウォンタナノン、ザイディは4位でチェッカーを受けました。

最終戦に向け、パークスがランキングトップ、2番手にカマルザマン、ザイディは3番手につけ、逆転を狙います。