Round06タイ
AP250 決勝
2018年12月2日(日)
チャーン・インターナショナル・サーキット
AP250クラスの予選でポールポジションを獲得したのは、クリッチャポーン・ケウォサンティ(A.P. Honda Racing Thailand)。
レース1では、序盤から首位に立ったマリオ・スリョー・アジ(Astra Honda Racing Team)がレースを引っ張っていく中、その後方に11台の集団が僅差で連なり、激しいトップ争いが展開されました。
アーウィン・サンジャヤ(Astra Honda Racing Team)、アンディ・ムハンマド・ファドリ(カワサキ)、アヌパ・サルムーン(ヤマハ)、代役参戦のガラン・ヘンドラ・プラタマ(ヤマハ)、ムクラダ・サラプーチ(A.P Honda Racing Thailand)らで構成されたトップグループは、何度もポジションを入れ替えながら周回を重ねていきます。そこに、前戦でタイトルを決めたレーザー・ダニカ・アーレンズ(Astra Honda Racing Team)、ラフィド・トパン・スチプト(ヤマハ)も加わり、混戦が続きます。
最終ラップではアジが前に出るも、サラプーチも負けじと首位を奪い返し、ラストスパートの攻防は激しさを極めました。最終コーナーでは、サラプーチの強引なライディングで次々とクラッシュするライダーが出る波乱の展開に。トップでチェッカーを受けたのはスチプト、2位にサンジャヤ、3位にサラプーチとなり、仮表彰式が行われましたが、レース後にサラプーチの失格が決定。さらにレース2への出場資格を失うこととなりました。
レース2ではケウォサンティが好スタートを決めて一時トップに立ちますが、早々にサルムーンが首位を奪います。それをアーレンズ、スチプト、カナタット・ジャイマン(ヤマハ)らが追いかけ、レース1同様、大きな集団が形成されました。
アジが積極的に前に出てレースをリードするようになると、トップ争いは7台に。セカンド集団は4台。アーレンズが首位に立ち、それをアジ、ファドリ、ピラポン・ブーンラット(ヤマハ)、サルムーンらが追う展開となります。アジは再び首位を奪いますが、何度もポジションが入れ替わり、トップを巡る激闘が続いていきました。最終ラップでの攻防で、マシンが接触するほどの接戦を制したのはファドリ。僅差の2位にアーレンズ、3位にサルムーンが入りました。ポイントランキングでは、前戦でタイトルを決めたアーレンズがチャンピオン、総合4位にサンジャヤ、6位にアジ、7位にサラプーチとなりました。
レーザー・ダニカ・アーレンズ(4位/2位)
「前戦でタイトルが取れていたので優勝だけを目指しましたが、レース1はうまくいきませんでした。でも、レース2ではトップ争いをすることができました。優勝までもう少しだったので残念でしたが、目標のチャンピオンを取ることができたので、いいシーズンでした。来年もがんばりたいです」
アーウィン・サンジャヤ(2位/6位)
「最終戦のレース1でトップ争いができて、表彰台に上がれたのはうれしいことです。チームのみんなも喜んでくれたので、僕もうれしいです。チーム、スポンサー、家族、友人、すべての人が支えてくれたからこそ、残せた結果だと思います。来年は、今年以上のシーズンにしたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 250 | R.スチプト | ヤマハ | 10 | 19'03.592 |
2 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | ![]() | 10 | +0.223 |
3 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 10 | +0.734 |
4 | 123 | レーザー・ダニカ・アーレンズ | ![]() | 10 | +1.050 |
5 | 88 | ピヤワット・パテゥミヨウ | ![]() | 10 | +1.211 |
6 | 90 | K.ジャイマン | ヤマハ | 10 | +1.416 |
12 | 65 | カオ・ヴィエット・ナム | ![]() | 10 | +23.924 |
13 | 80 | セシュー・ラジブ | ![]() | 10 | +24.246 |
18 | 35 | クリッチャポーン・ケウォサンティ | ![]() | 10 | +39.403 |
19 | 888 | チュウ・ケーラン | ![]() | 10 | +45.596 |
22 | 81 | アーニッシュ・ダモダラ・シェティ | ![]() | 10 | +1'26.744 |
RT | 16 | マリオ・スリョー・アジ | ![]() | 9 | +1laps |
DSQ | 44 | ムクラダ・サラプーチ | ![]() | 10 | - |
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 108 | A.ムハンマド・ファドリ | カワサキ | 10 | 19'01.944 |
2 | 123 | レーザー・ダニカ・アーレンズ | ![]() | 10 | +0.539 |
3 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 10 | +0.105 |
4 | 250 | R.スチプト | ヤマハ | 10 | +5.581 |
5 | 55 | ガラン・ヘンドラ・プラタマ | ヤマハ | 10 | +5.780 |
6 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | ![]() | 10 | - |
7 | 90 | K.ジャイマン | ヤマハ | 10 | +5.793 |
8 | 35 | クリッチャポーン・ケウォサンティ | ![]() | 10 | +0.087 |
9 | 88 | ピヤワット・パテゥミヨウ | ![]() | 10 | +6.220 |
10 | 16 | マリオ・スリョー・アジ | ![]() | 10 | +0.168 |
14 | 65 | カオ・ヴィエット・ナム | ![]() | 10 | +25.842 |
15 | 80 | セシュー・ラジブ | ![]() | 10 | +28.484 |
19 | 888 | チュウ・ケーラン | ![]() | 10 | +46.355 |
20 | 81 | アーニッシュ・ダモダラ・シェティ | ![]() | 10 | +1'00.541 |
#500、#198、#35、#16はレースディレクションの決定によりポジションダウン
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 123 | レーザー・ダニカ・アーレンズ | ![]() | 226 |
2 | 500 | A.サルムーン | ヤマハ | 158 |
3 | 250 | R.スチプト | ヤマハ | 151 |
4 | 198 | アーウィン・サンジャヤ | ![]() | 147 |
5 | 108 | A.ムハンマド・ファドリ | カワサキ | 130 |
6 | 16 | マリオ・スリョー・アジ | ![]() | 128 |
7 | 44 | ムクラダ・サラプーチ | ![]() | 86 |
11 | 35 | クリッチャポーン・ケウォサンティ | ![]() | 55 |
18 | 149 | タット・タットチャコーン・ムーサー | ![]() | 20 |
19 | 63 | シギット・プルノ・ハルヨノ | ![]() | 18 |
20 | 88 | ピヤワット・パテゥミヨウ | ![]() | 18 |
21 | 92 | 成田彬人 | ![]() | 16 |
24 | 65 | カオ・ヴィエット・ナム | ![]() | 12 |
25 | 185 | ヨッシー・レギサデオ | ![]() | 10 |
27 | 80 | セシュー・ラジブ | ![]() | 7 |
30 | 38 | ニコ・ジュリアン | ![]() | 4 |
31 | 81 | アーニッシュ・ダモダラ・シェティ | ![]() | 2 |
39 | 23 | 砂泊孝太 | ![]() | 0 |
41 | 20 | 笠井悠太 | ![]() | 0 |
42 | 14 | 小野雅治 | ![]() | 0 |
43 | 125 | リッキー・スサント | ![]() | 0 |
45 | 888 | チュウ・ケーラン | ![]() | 0 |