AP250のポールポジションはレーザー・ダニカ・アーレンズ、2番手にマリオ・スリョー・アジ、3番手にアーウィン・サンジャヤとAstra Honda Racing Teamの3人が上位を占めます。タイのレース2で念願の勝利を飾った女性ライダー、ムクラダ・サラプーチ(A.P. Honda Racing Thailand)は、9番手となりました。

レース1はアジがスタート直後からレースをリード、2番手以下を引き離します。それを追うセカンド集団は、激しいポジション争いをしながら追いかけます。オープニングラップを制したのはアジ。アーレンズが2番手に付け、トップのアジを追いかけます。

アーレンズは、大きな集団となった2番手争いから抜け出し、アジに迫ります。その差はコンマ差となり、6ラップ目にはアジを抜き去りトップに浮上します。その後方では、ファドリ(カワサキ)、サンジャヤらが激しい3番手争いを繰り広げます。サンジャヤは、3番手浮上しますが、最終ラップを前に転倒してしまいます。

アーレンズは首位でチェッカー、2位にアジが入り、Hondaが1-2を飾りました。3位争いを制したのはファドリ。サラプーチは5位まで浮上してチェッカーを受けました。

レース2はアーレンズがスタートを決めてホールショットを奪い前に出ます。スタート直後の1コーナーで接触があり、アジ、サンジャヤが遅れてしまいます。このアクシデントでアーレンズはセカンド集団との差をつけ、序盤から独走体制を築きます。セカンド集団は大きな集団となり激しいバトルを繰り広げながら周回を重ねました。

ファドリ、サルムーン(ヤマハ)が2番手を争います。そこに、追い上げてきたアジが加わり3人の激しいバトルが展開。ファドリがコースアウトし、2番手争いはアジとサルムーンの一騎打ちとなります。

首位を走るアーレンズ、それを追うアジ、サルムーン、そこへ、再びファドリが追いついてきます。その集団からアジが抜け、3番手争いは7台が激しく争います。さらに、そこに後続の2台が加わり、集団は9台へと膨れ上がります。

3番手集団の前に出たのはサラプーチで、集団を引っ張りますが、最終ラップに転倒者が出たことで赤旗が提示され、前のラップの通過順位が最終リザルトとなりました。

アーレンズがダブルウインを飾り、2位にアジ、3位にはサンジャヤとなり、サラプーチは7位となりました。