Round01タイタイ

AP250 決勝

2018.03.04(日)

チャーン・インターナショナル・サーキット

 

レース2でサラプーチが勝利。Honda勢が開幕戦から活躍をみせる

今季は、A.P.Honda Racing Thailandからクリッチャポーン・ケウォサンティとムクラダ・サラプーチ、Astra Honda Racing Teamからレーザー・ダニカ・アーレンズ、アーウィン・サンジャヤ、マリオ・スリョー・アジ、YUZY HONDA VIETNAM RACING TEAMからカオ・ヴィエット・ナムが参戦します。

予選順位は、2番手にはケウォサンティ、3番手にサンジャヤ、4番手にアーレンズとHonda勢が続きました。サラプーチは8番手につけます。

レース1、アヌパ・サルムーン(ヤマハ)が飛び出しホールショットを奪いますが、オープニングラップをトップで通過したのはサラプーチでした。続いてアーレンズ、サンジャヤらが続き、数珠つなぎの大きな集団を作ります。その中からケウォサンティが抜け、サルムーンが続き、そこにサラプーチが割って入るなど目まぐるしくポジションを入れ替えます。ケウォサンティ、サラプーチ、サルムーンのトップ争いに続き、その後方には、10台の集団が団子状態となり、各コーナーで順位を入れ替えながら周回を重ねます。

その集団からラフィド・トパン・スチプト(ヤマハ)が追い上げ首位を奪いレースをリードします。ですが、すぐにアーレンズがトップを奪い、サルムーンなどが続きました。途中、サルムーンが首位を奪い主導権を握りますが、アーレンズ、サラプーチ、サンジャヤが迫ります。優勝はサルムーン。最終コーナーの攻防でサラプーチは競り勝ち2位を獲得。しかしレース後、サラプーチは5ポジション降格のペナルティーを課せられ、最終リザルトは7位となりました。

レース2、ホールショットはケウォサンティが奪い、そのままレースをリードしますが、最終コーナーの攻防を競り勝ったサラプーチがオープニングラップを制します。途中、サラプーチはトップの座を奪われるなど、サンジャヤ、アーレンズが激しいトップ争いをみせ、その後方では僅差で数珠つなぎの集団が追いかけます。サラプーチとアーレンズが各コーナーで激しい競り合いをみせてポジションを入れ替えながら周回を重ねます。そこにアーレンズが加わります。サラプーチはトップをキープしますが、セカンド集団から抜け出たライダーたちが、トップ争いに絡み、トップ集団は11台と膨れ上がります。サラプーチはラインを外し、トップ争いの最後尾へとポジションを落としますが、猛烈な追い上げをみせポジションをばん回していきます。この時点でトップはサンジャヤ。サラプーチは最終ラップには7番手までばん回し、さらに、そこから徐々にポジションアップ、ついに首位に躍り出ます。最終コーナーをトップでクリアし、そのまま、念願の初優勝を飾りました。女性ライダーの優勝は初であり、母国での勝利にサラプーチは喝采を浴び、喜びを爆発させました。

コメント

ムクラダ・サラプーチ
ムクラダ・サラプーチ 「チームスタッフは週末を通じてハードワークをこなしてくれました。そのおかげで勝つことができたと思います。ずっと、ずっと、勝ちたいと思っていたから、それが実現して最高にうれしいです。最高の気持ちです。素晴らしい日になりました。チーム、スポンサー、友人、家族、すべての人に感謝します。ありがとうございました」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1500A.サルムーンヤマハ1019'14.601
216マリオ・スリョー・アジHonda 10+0.362
3123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda 10+0.560
445P.ブンラートヤマハ 10+0.656
5250R.スチプトヤマハ 10+0.774
635クリッチャポーン・ケウォサンティHonda 10+0.895
744ムクラダ・サラプーチHonda 10+0.220
11198アーウィン・サンジャヤHonda 10+0.764
1765カオ・ヴィエット・ナムHonda 10+23.166
1880セシュー・ラジブHonda 10+23.455
20888チュウ・ケーランHonda 10+43.745
DNF81アーニッシュ・ダモダラ・シェティHonda3 +7Laps

※ムクサダ・サラプーチ選手は、トラックリミット違反により5ポジション降格のペナルティーを受けました。


レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
144ムクラダ・サラプーチHonda1019'11.671
2250R.スチプトヤマハ10+0.182
390 J.カナタットヤマハ10+0.185
445P.ブンラートヤマハ10+0.435
5500A.サルムーンヤマハ10+1.293
6198アーウィン・サンジャヤHonda10+1.414
9123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda10+1.783
1016マリオ・スリョー・アジHonda10+1.084
1235クリッチャポーン・ケウォサンティHonda10+1.302
1880セシュー・ラジブHonda10+23.770
2081アーニッシュ・ダモダラ・シェティHonda10+27.600
21888チュウ・ケーランHonda10+37.017
DNF65カオ・ヴィエット・ナムHonda1 +9Laps

※マリオ・スリョー・アジ選手は、トラックリミット違反により5ポジション降格のペナルティーを受けました。

ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
1500A.サルムーンヤマハ36
244ムクラダ・サラプーチHonda31
3250R.スチプトヤマハ31
445P.ブンラートヤマハ26
516マリオ・スリョー・アジHonda26
690J.カナタットヤマハ23
7123レーザー・ダニカ・アーレンズHonda23
9198アーウィン・サンジャヤHonda15
1135クリッチャポーン・ケウォサンティHonda14
1965カオ・ヴィエット・ナムHonda0
2280セシュー・ラジブHonda0
24888チュウ・ケーランHonda0
2581アーニッシュ・ダモダラ・シェティHonda0

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