SS600でイズディハールが年間5位に
AP250はアーレンズがタイトルを獲得
SS600クラスでは、第5戦インドネシア大会で両レースを制したAstra Honda Racing Teamのアンディ・イズディハールが、Honda勢最上位のポイントランキング5位で2018年シーズンを終えた。第4戦インド大会のレース2で2位表彰台を獲得したMuSASHi Boon Siew Honda Racingの小山知良は、年間6位につけた。
2018年シーズン開幕戦の舞台となったのは、タイのチャーン・インターナショナル・サーキット。予選ではザクゥアン・ザイディ(MuSASHi Boon Siew Honda Racing)がポールポジションを獲得。レース1でザイディが4位、レース2で小山が5位に入り、Honda勢が好スタートを切る。第2戦オーストラリアを経て、シーズンの折り返しとなる第3戦日本大会を終えた時点のポイントランキングでは、インドネシア出身のイズディハールが36ポイントを獲得して7位、日本人選手の小山が35ポイントを獲得して8位につけていた。
後半戦のスタートとなる第4戦インド大会ではHonda勢が活躍をみせた。レース1では、終盤にポジションを上げたザイディが2位表彰台を獲得。3位に羽田太河(Idemitsu Honda Racing India by T.Pro Ten10)、4位にイズディハールがつける。レース2では小山がスタートダッシュを決めてホールショットを奪うと、上位グループでポジション争いを繰り広げ、最終的に2位でフィニッシュ。羽田は再度3位に入り、ザイディは4位に。この結果、ポイントランキングでは小山が4位に浮上した。
第5戦インドネシア大会では、自身にとってのホームレースでイズディハールが輝きをみせる。レース1の序盤で2番手に浮上すると、レースを通してトップ争いを展開。最終ラップの最終コーナーでライバル選手をかわすと2台並んでコントロールラインを追加し、0.029秒の僅差で優勝を手にした。その勢いのまま挑んだレース2でも、序盤からトップグループをキープすると終盤にスパートをかけて首位に浮上。独走態勢を築き、そのままチェッカーフラッグを通過してホームでダブルウインを果たした。
最終戦タイ大会では、小山がレース1で5位、レース2で4位を獲得。Honda勢最上位となるリザルトで、ポイントランキングの順位を6位に上げ、シーズンを終えた。
AP250クラスでは、シーズンを通して計6勝を挙げたAstra Honda Racing Teamのレーザー・ダニカ・アーレンズがタイトルを獲得。チームメートのアーウィン・サンジャヤは、1勝を含め、シーズンを通して4度の表彰台に登壇。安定した走りで着実にポイントを獲得し、ランキング4位でシーズンを終えた。