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ROUND 10

アメリカデイトナ SX Daytona International Speedway 2017.03.11(土)・決勝

第10戦 デイトナ

マーティンがプレミアデビュー戦で堂々の2位。CRF450Rのドライバビリティーを実証
5位入賞のシーリーはランキング3位に浮上

シリーズ第10戦、Daytona Supercross By Hondaにスポット出場したジェレミー・マーティン(Geico Honda)が、白熱したトップ争いの末に2位入賞を果たしました。今シーズンは250SXウエストに参戦中のマーティンですが、シアトル戦(4月8日)までインターバルがあったため、ケン・ロクスンが欠場中のTeam Honda HRCのスーパーサブとして抜てきされました。

こうして1戦限りの僚友を得たコール・シーリー(Team Honda HRC)は、堅実な5位フィニッシュでポイントを加算し、シリーズランキング3位にカムバック。このようにファクトリーマシン「CRF450R」を上位に導いたシーリーとマーティンでしたが、メインレースまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

荒れたサンドコース上ではミスや転倒などもありましたが、予選レースのリザルトから後の展開を楽観することは困難でした。シーリーはヒート5番手/セミ1番手、マーティンはヒート9番手/セミ5番手と、メインレースまでの道を遠回りする結果となり、マーティンが得た決勝進出枠は18番目だったので、少々重苦しいムードが漂っていたことも事実です。

ところがメインレースのスターティングゲートが倒れると、状況が一気に好転しました。不利なグリッドから好スタートを切ったマーティンが、ホールショットを奪ったイーライ・トーマック(カワサキ)のアウトに並び、2コーナーでトップに躍り出たのです。マーティンは追われながら10周目までリーダーの座を守りましたが、トーマックに先行を許してからは単独走行を続け、2位でフィニッシュしました。

一方のシーリーは、オープニングラップ6番手から、中盤には4番手までポジションをばん回しましたが、最終ラップにライアン・ダンジー(KTM)のラストスパートに屈し、5位でチェッカーを受けました。

デイトナに緊急招集されたマーティンが、450のデビュー戦で刻んだ2位という戦果は、だれもが驚く快挙でした。マーティンは小柄なライダーですが、わずか数日の準備で初めて駆るCRF450Rを自在に操り、レースの大半で胸がすくトップ争いを披露したのです。それは同時に、ファクトリーマシンのベース車である、17年型CRF450Rのドライバビリティーの高さを実証する走りでした。

デイトナには、戦列から離れているロクスンも姿を見せ、サイン会に出席していました。左前腕の複雑骨折およびヒジと手首の脱きゅうと診断されたロクスンですが、現在は何段階にも分けられた手術を受けながら療養中。カムバックの日程はまだ未定です。

コメント

ジェレミー・マーティン(2位)
ジェレミー・マーティン「正直に言うと、まずタイムドプラクティスの結果(2番手、1分11秒105)にびっくりしました。450SXクラスのライダーは自分よりも経験が豊富で速さのレベルも違うので、予想以上の好タイムを出せたことが驚きです。好調の秘密は分かりませんが、とにかくHondaのニューマシンがすばらしく、とてもいい気分でライディングできました。実はCRF450Rに乗るのは今日で8日目なのですが、Team Honda HRCのみんなが一丸となったファクトリー体制に助けられました。マシンは最高でした。タイムアタックの成績とは対照的に、ヒートレース、セミファイナルでは失敗してしまい、メインレースのゲートピックが18番目という、不利な外側からのスタートになりました。なにかをしなければいけないことは分かっていたので、いちかばちかで勝負をかけて、1コーナーでは外側のバンクを全開で回りました。そこから先はひたすらベストを尽くし、グリーンのマシンに追われていることは分かったのですが、10周ぐらいはトップを走れたので最高です。450SXクラスのライダー全員をリスペクトしていますし、自分の中におごりはありません。スタートがうまく決まって、前に出ることができただけです」

コール・シーリー(5位)
コール・シーリー「今日はまずまずでした。ポジティブな収穫はありましたが、ネガティブなことも多々あったので少しがっかりしています。それでもトップ5に入れたことは悪くありませんが、最終ラップで(ライアン)ダンジーに抜かれたことが残念です。あとコーナー2つで4位のチェッカーというところだったので。あちこちで大きなミスをしてしまいましたが、周回遅れのライダーがレースラインを譲ってくれないので、前に進めず、イライラしたこともありました。ここ4レースは5位か6位というリザルトが続いています。悪くないとはいえ、当然ですがもっと上位を走って優勝したいです。必要なのは、スタートでもっと前に出ることです」

ダン・ベトリー | Team Honda HRC監督
「このDaytona Supercross By Hondaで、またポディウムに登壇できたのはすばらしいことです。ジェレミーの活躍はとても驚きで、感動的でした。『今夜はホールショットを決めてしっかり走りきれば、だれにでも優勝か、少なくとも表彰台のチャンスがある』とに伝えていました。ジェレミーはそのチャンスで本当に決めてくれましたね。余談になりますが、スタート直前に無線でライダーのゲート位置を確認していたとき、ロクスンの担当メカニックであるオスカー・ウィードマンが『中央のボックスからアウト側の5番目です』と話すのを聞きました。それでジェレミーの姿を探したんですが、チーム監督が陣取るタワーの上からでは目視できず、ぼんやりと5番目のライダーを見ていました。スターティングゲートが倒れたあと、周囲が全員バックしたように見えるほどの勢いでそのライダーが飛び出したので、これはなかなかいいんじゃないかと思いました。それがよく見るとゼッケン6番で、しかも1コーナーに全開で突っ込んでいくわけです。『なんてことだ。ホールショットを取る気だ』と思いました。前半は乗れていてがんばりましたが、後半はペースが少し落ちましたね。ただそれも想定内のことで、初めて出場した450のレースで、しかもこんなに荒れたコンディションだったことを踏まえれば、ジェレミーの活躍は称賛に値するものです。コールについてはまたしても苦戦しました。幸いなことにポイントランキングで3位に浮上しましたが、まるでわだちにはまったように5位か6位というリザルトが続いています。彼本来の実力はもっと上のはずなので、我々は努力し続けるのみです」

ケン・ロクスン
ケン・ロクスン「ここまでの経過は順調です。腕の外側に金属製の固定具を着けているので、見た目はちょっと不気味ですが、固定されていたヒジの動きを取り戻すために1週間前からリハビリを始めたところです。ドクターには3回と勧められたセラピーですが、自分なりに考えて4回行っています。最初は指が硬かったりしましたが、徐々に回復しています。先々週あたりはとても体調が悪く、1日に2~3回昼寝をすることもありましたが、今は体力が戻った感じです。一般の人は月曜日が憂鬱なものですが、今の僕にとっては固定具を外してリハビリを始める日で、シャワーも浴びれるので月曜日が楽しみなんです。これまでに9回手術をしてきましたが、それはケガが複雑で段階的な処置が必要だからです。骨折や脱きゅうに加えて、じん帯や筋膜内部が腫れる症状などもあったため、手順が複雑になってしまうのです。例えば手首を骨折しただけであれば、もっと早く復帰して今日もレースに出ていたはずです。ドクターからは、今回のケガと手術がライダー人生に終止符を打つことになるかもしれないと言われましたが、僕は強い人間だし絶対にカムバックします。いつになるのか明言できませんが、実際の回復ペースはドクターのプランよりも早いようですし、この苦境を克服できる手応えを感じています」

450SX リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
13E.トーマックカワサキ23'49.310
2 6 ジェレミー・マーティンHonda+17.618
321J.アンダーソンハスクバーナ+26.659
41R.ダンジーKTM+33.638
514コール・シーリーHonda+34.440
622C.リードヤマハ+42.471
74B.バゲットKTM+47.934
833J.グラントカワサキ+57.068
910ジャスティン・ブレイトンHonda+58.998
10800マイク・アレッシHonda+59.655
1811カイル・チゾムHonda+1Lap
1961ビンス・フリージーHonda+1Lap

450SX ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
11R.ダンジーKTM214
23E.トーマックカワサキ197
314コール・シーリーHonda169
425M.ムスキャンKTM163
521J.アンダーソンハスクバーナ143
618D.ミルサップスKTM121
722C.リードヤマハ116
84B.バゲットKTM113
915D.ウィルソンハスクバーナ105
1020B.ティックルスズキ103
1210ジャスティン・ブレイトンHonda79
1561ビンス・フリージーHonda57
16800マイク・アレッシHonda56
1894ケン・ロクスンHonda51
23 6 ジェレミー・マーティンHonda 22
2911カイル・チゾムHonda6
3080カデ・クラソンHonda6
31722アダム・エンティクナップHonda4
3440フレデリック・ノレンHonda2

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