ケビン・ウインダムが今季3勝目
2008年4月19日(土)
決勝 |
会場:エドワード・ジョーンズ・ドーム |
08年AMAスーパークロス・シリーズ第15戦が4月19日にミズーリ州セントルイスのエドワード・ジョーンズ・ドームで行われ、CRF450Rに乗るケビン・ウインダム(Torco Racing Fuels Honda)が今季3勝目を挙げた。アンドリュー・ショート(Honda Red Bull Racing)も3位に入って表彰台に上がっている。
今シーズンのウインダムは安定した強さを見せており、ここまでの14戦、全レースでトップ5に入っている。
予選のヒート1ではデビ・ミルサップス(Honda Red Bull Racing)が優勝し、ショートが7位になった。ヒート2ではウインダムが2位、ランキングトップのチャド・リード(ヤマハ)が5位に入った。ちなみに、リードは先週行われたデトロイトの大会で転倒し、肩を痛めている。
メインイベントではリードが好スタートを切り、3周にわたってトップを走行した。リードの背後につけていたウインダムは、4周目にリードを抜き去ると、そのまま独走し、今季3勝目を挙げた。
ミルサップスはスタートに失敗し、1周目を終えた時点では最後尾から2番目だった。ミルサップスにとっては過酷な状況だったが、観客にとっては見ごたえのある展開となった。ミルサップスは見事な追い上げを見せ、チェッカーフラッグを受けたときには6位に上がっていたのである。
ショートはスタート後に5番手につけ、3位でフィニッシュするという手堅いレースを見せた。今回ミルサップスが6位に終わったため、ショートとミルサップスのポイント差は縮まった。チームメート同士とはいえ、ライバル意識をむき出しにする2人の今後の戦いにも注目だ。
AMAスーパークロスも15戦を終えて、残りは2戦。ランキングトップにつけるリード(318ポイント)と同2位のウインダム(305ポイント)の差は13ポイントとなった。ランキング3位はミルサップス(244ポイント)、同4位がショート(241ポイント)となっている。
併催されたスーパークロス・ライツ Eastでは、CRF250Rに乗るトレイ・キャナード(Torco Racing Fuels Honda)が優勝し、タイトルを獲得した。弱冠17歳のキャナードにとっては、プロ1年目の快挙となった。
第16戦は4月26日にシアトルのクエスト・フィールドで行われる。
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