ミルサップスが今季2勝目を達成
2008年4月12日(土)
決勝 |
会場:フォード・フィールド
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2008年AMAスーパークロス・シリーズ第14戦が4月12日にミシガン州デトロイトのフォード・フィールドで行われ、CRF450Rに乗るデビ・ミルサップス(Honda Red Bull Racing)が今季2勝目を挙げた。3位にはケビン・ウインダム(Torco Racing Fuels Honda)が入っている。
通常、シーズン終盤の段階では、すでに1人のライダーがチャンピオンに王手をかけているものだが、今年はそうではない。デトロイトのレースを終えた時点で、チャンピオン争いは一層おもしろくなってきた。
予選のヒート1にはウインダムとミルサップスが出場し、ウインダムが優勝した。ヒート2ではウインダムのチームメート、アンドリュー・ショートが2位に入った。ポイントリーダーのチャド・リード(ヤマハ)はプラクティス中に転倒して病院に運ばれたが、“AMA暫定順位ルール”によってメインイベントには出場できることになった。
メインイベントではMoto XXX Hondaのエリック・ソルビがホールショットを奪った。2周目にはミルサップスがトップに立ち、最終的に2位のティム・フェリー(カワサキ)に2秒差をつけて優勝した。
ウインダムはスタート直後には7番手だったが、4周目には3番手に上がり、その順位をゴールまで維持した。また、今回、ランキングトップのリードが12位に終わったことにより、同2位のウインダムは一気に11ポイント差を詰めた。
チームメートのミルサップスとランキング3位争いをしているショートにとって、デトロイトは重要なレースだった。結局ショートは5位に入ったが、ミルサップスには逆転され、ランキング4位に後退した。
14戦を終えてランキングトップにつけるリード(296ポイント)と同2位のウインダム(280ポイント)の差は16ポイントとなった。ランキング3位にはミルサップス(229ポイント)が浮上。ショート(221ポイント)は4位となっている。AMAスーパークロス・シリーズも残すところ3戦だ。
併催されたスーパークロス・ライツ Eastでは、CRF250Rに乗るトレイ・キャナード(Torco Racing Fuels Honda)が10位に終わった。キャナードは依然としてランキングトップをキープしているものの、ポイントは122ポイントとランキング2位のライアン・ビロポード(カワサキ、119ポイント)との差はわずか3ポイントとなっている。
第15戦は4月19日にモンタナ州セントルイスのエドワード・ジョーンズ・ドームで行われる。
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