ケビン・ウインダムが2位表彰台
2008年3月29日(土)
決勝 |
会場:ロジャース・センター |
08年AMAスーパークロス・シリーズ第12戦が3月29日にカナダ・トロントのロジャース・センターで行われ、ケビン・ウインダム(Torco Racing Fuels Honda)が2位、デビ・ミルサップス(Honda Red Bull Racing)が3位で表彰台に上がった。
AMAスーパークロス・シリーズはFIM主催の世界選手権だが、大半の大会はアメリカ国内で行われる。唯一の例外が今回のカナダ・トロント大会だ。
今回のトロントのコースはマディだったが、デイトナ戦のように液状のマッドではなく、ドライ寄りのコンディションとなっていた。
予選のヒート1ではCRF450Rに乗るウインダムが優勝し、ヒート2ではHonda Red Bull Racingのミルサップスとアンドリュー・ショートが1-2を決めた。ミルサップスとショートはチームメート同士ながら、またライバル同士という意識も持ち、ヒートレースでも熱い戦いを見せた。
メインイベントではチャド・リード(ヤマハ)がホールショットを奪い、ミルサップス、ショート、ウインダムが3、4、5番手で1コーナーをクリアした。スタート直後に2番手だったジョシュ・ヒル(ヤマハ)は、1周目に2回転倒して順位を落とし、代わりにミルサップスが2番手に上がった。
ウインダムはミルサップスに逃げられないように必死でミルサップスの背後につけた。2周目、ミルサップスの隙をついてウインダムが2番手に上がった。
その後、ミルサップスはショートと3位争いをしていたが、ショートを引き離し、6周目には2番手のウインダムを抜き去った。15周目、今度はウインダムが再びミルサップスを抜き、2番手に上がった。
最終的な順位は、優勝したリードに続き、2位ウインダム、3位ミルサップス、4位ショートとなった。
第12戦を終えてランキングトップはリード(262ポイント)。ランキング2位のウインダム(242ポイント)とリードの差は20ポイントとなっている。ショート(190ポイント)はランキング3位、ミルサップス(184ポイント)はランキング4位で2人のポイント差は6ポイントと僅差だ。
今回、併催されたスーパークロス・ライツのレースは選手権ポイントの対象外だったが、Honda勢が大活躍。CRF250Rに乗るショーン・スキナーが優勝、マット・ボニが2位、カイル・カニンガムが3位と表彰台を独占した。
第13戦は4月5日にアービングのテキサス・スタジアムで行われる。
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