ミルサップスが初優勝、Honda勢が表彰台を独占
2008年2月23日(土)
決勝 |
会場:ジョージア・ドーム
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2008年AMAスーパークロス・シリーズ第8戦が2月23日にジョージア州アトランタのジョージア・ドームで行われ、CRF450Rに乗るデビ・ミルサップス(Honda Red Bull Racing)がAMAスーパークロス初優勝を飾った。
2位にはケビン・ウインダム(Torco Racing Fuels Honda)が入り、アンドリュー・ショート(Honda Red Bull Racing)が3位に入って、Honda勢が表彰台を独占した。
予選のヒートレースでは、ヒート1でウインダムが快勝。2位にショートが入った。ヒート2ではポイントリーダーのチャド・リード(ヤマハ)が優勝し、ミルサップスが2位となった。ちなみにHonda Red Bull Racingの3人目のライダー、イバン・テデスコは手を骨折しているため、欠場が続いている。
通常、シーズン中盤にポイントリーダーが抜け出すと、そのまま独走でタイトルを獲得してしまうケースが多いが、今年は違う。リードとランキング2位のウインダムの差が縮まっているのだ。
メインイベントではリードがホールショットを奪ったが、その直後からミルサップスが猛攻をしかけた。ウインダムは、スタート直後は6番手だったが、5周目には3位に浮上。ショートは4番手を走行していたが、3周目にウインダムに抜かれた。それでもショートは4周目にティム・フェリー(カワサキ)を抜いて4位に順位を戻した。その後、ショートとフェリーはし烈な4位争いを展開した。
リードにプレッシャーをかけるミルサップス。5周目、状況が一転した。リードがジャンプで転倒。ミルサップスがトップに立った。この時点で2番手にはネイサン・ラムゼイ(ヤマハ)がつけていたが、ウインダムとショートが素早くラムゼイをかわした。
5周目にトップに立ったミルサップスは、その後一度もトップの座を明け渡すことなく、2位のウインダムに6秒差をつけて優勝した。
3位にはフェリーに競り勝ったショートが入り、今季初のHonda勢表彰台独占が達成された。転倒したリードは再スタートを切って6位に入っている。
8戦目を終えてランキングトップはリード(184ポイント)、2位のウインダム(159ポイント)との差は25ポイントだ。ミルサップスはランキング4位(123ポイント)、ショートは同5位(121ポイント)につけている。
併催されたスーパークロス・ライツ Eastでは、CRF250Rに乗るトレイ・キャナード(Torco Racing Fuels Honda)がホールショットを奪い、そのまま他のライダーを全く寄せ付けず、優勝した。
第9戦は3月1日にインディアナポリスのRCAドームで行われる。
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