前回のシアトル大会でチャンピオンはカワサキのジェームス・スチュワートに決まっていたものの、最終戦はエキサイティングなレースとなった。
今回の会場となったサムボイド・スタジアムは、ほかの会場とは違って最初のいくつかのコーナーが野外にあるなど、面白みのあるコース設定が特徴的。さらには、スターティング・エリアが草地になっている。また、コースの全長も長く、1周のラップタイムは1分40秒台となっていた。
今回も優勝したのはスチュワートだったが、CRF450Rに乗るウインダムは、一時チャド・リード(ヤマハ)を抜いて2位に上がる力走をみせた。リードに抜き返されて、最終的には3位でのゴールとなったが、表彰台に上がってシーズンを終えた。過去のシーズンではケガに苦しめられることも多かったウインダムだが、今シーズン中は一度の欠場もなく戦い抜いて、ランキング4位を獲得した。
今回、5位にはアンドリュー・ショート(Team Honda)が入り、復帰後5戦で4度の5位獲得という安定した走りをみせた。同じくシーズン半ばに復帰し、前回2位に入ったチームメートのデビ・ミルサップスは、序盤に転倒して戦列を離れた。
併催されたライツ・クラスのレースは、今回は東西の両地区で活躍したライダーが対決するシュートアウト形式で行われた。優勝したのはライアン・ダンジー(スズキ)となったが、2位にはジェイク・ウエイマー(SoBe No Fear/Samsung/Honda)が入った。
これでAMAスーパークロス・シリーズは全16戦を終了。5月19日からはAMAモトクロスのシーズンがスタートする。 |