3週間のブレークを挟んで再開されたAMAスーパークロス・シリーズも残りは今回を含んで3戦。今季はトップライダーの中で負傷者がほとんど出なかったため、レースは終盤戦を迎えても見ごたえのあるものとなっている。
デトロイトのレースではスタートの重要性が改めて認識された。CRF450Rに乗るケビン・ウインダム(SoBe No Fear/Samsung/Honda)はスタートに失敗し、最後尾から追い上げる形となったが、すばらしい走りで大半のライダーを抜いて4位に浮上。レース中、2番目に速いラップタイムを刻んでいたウインダムだったが、残念ながらトップ3には及ばなかった。
5位にはアンドリュー・ショート(Team Honda)が入った。ショートのチームメート、デビ・ミルサップスも後方から追い上げを見せていたが、7周目にリタイアした。
優勝したのは今季11勝目を挙げたジェームス・スチュワート(カワサキ)。2位にチャド・リード(ヤマハ)が入り、3位はティム・フェリー(カワサキ)となった。
併催された東部地区ライツ・シリーズ最終戦では、CRF250Rに乗るトミー・ハーン(Team Honda)が3位に入った。今回2位に入ったベン・タウンリー(カワサキ)がチャンピオン獲得を決めた。
14戦を終えて、スーパークロスのランキングトップはスチュワート(335ポイント)。ランキング4位につけているウインダムは200ポイントを獲得している。
第15戦は4月28日にシアトルのクエスト・フィールドで行われ、第16戦(最終戦)は5月5日にラスベガスのサムボイド・スタジアムで行われる。 |