今回は偉大なチャンピオン、リッキー・カーマイケル(スズキ)にとって最後のスーパークロスということもあり、4万3000人以上の観衆がシトラスボウルに詰めかけた。
現在ランキング4位につけるケビン・ウインダム(SoBe No Fear/Samsung/Honda)は予選のヒートレースで3位に入り、メインイベントでも表彰台を目指した。また、デビ・ミルサップス(Team Honda)もヒートレースで4位に入っている。
注目のメインイベントでは、チャド・リード(ヤマハ)がホールショットを奪ったが、数周後、カーマイケルがトップに浮上。スタートの悪かったジェームス・スチュワート(カワサキ)も中盤でカーマイケルに追いついた。
カーマイケルとスチュワートの2人はトップ争いを繰り広げ、最終的にスチュワートが優勝した。2位にカーマイケルが続き、3位にはリードが入った。
ウインダムはスタート直後から中団グループに飲み込まれてしまい、1周目を終えた段階で8位。最終的には8位に終った。Honda勢最上位はデビッド・ビーラマン(MDK/Honda)の7位だった。
ミルサップスはスタートに失敗し、後方から必死で追い上げたが19位に終わった。ウインダムのチームメート、トラビス・プレストン(SoBe No Fear/Samsung/Honda)は週の初めにカリフォルニアのテストコースでの練習中に肩を脱臼したため、今季のAMAスーパークロス・シリーズへの復帰は難しくなっている。
代わって昨シーズンオフに負傷し、これまで開幕戦から欠場していたアンドリュー・ショートが第12戦でカムバックを果たす。
併催された東部地区ライツ・シリーズでは、CRF250Rに乗るビリー・ラニノビッチ(SoBe No Fear/Samsung/Honda)がスタートからトップ争いを繰り広げていたが、9周目に転倒。再スタートを切って5位に入った。
11戦を終えて、スーパークロスのランキングトップはスチュワート(260ポイント)。Honda勢ではウインダムがランキング4位(166ポイント)につけている。
次戦は3月24日にインディアナポリスのRCAドームで行われる。 |