午後のプラクティスでアクシデントが起こり、CRF450Rに乗るトラビス・プレストン(SoBe No Fear/Samsung/Honda)がトリプル・ジャンプで転倒。開幕戦と第2戦で4位に入り、ランキング4位につけていたプレストンは、自力で立ち上がったものの、胸の痛みを訴えたためメディカル・センターに運ばれ、大事をとってメインイベントは欠場することになった。
メインイベントでは、ニック・ウェイ(MDK/Honda)がホールショットを決めた。しかし、オープニングラップでジェームス・スチュワート(カワサキ)に抜かれて2位に後退。スチュワートはそのまま逃げ切り、3連勝を遂げている。
2周目以降、ウェイはチャド・リード(ヤマハ)と2位争いを展開。最終的にはリードに抜かれたものの、ウェイは3位に入り今季初の表彰台に上がった。
ヒートレースで2位に入り、好調だったケビン・ウインダム(SoBe No Fear/Samsung/Honda)は、メインイベントでは6位となった。前回、フェニックスで転倒したデビッド・ビーラマン(MDK/Honda) は、今回復帰を果たしたが、11位に終わっている。
併催された西部地区ライツ・シリーズでは、CRF250Rに乗るジョシュ・グラント(SoBe No Fear/Samsung/Honda)が復調した。開幕戦の計時予選の際に転倒したグラントは、まだ胸部が痛むというものの、大健闘の4位となった。
3戦を終えて、ランキングトップはスチュワート(75ポイント)。Honda勢ではウェイが46ポイントで4位、ウインダムは7位(40ポイント)、プレストンは8位(36ポイント)につけている。
次戦は1月27日にサンフランシスコのAT&Tパークで行われる。
※スーパークロスのN.ウェイ(Honda)、J.トーマス(Honda)、スーパークロス・ライツのJ.ヒル(ヤマハ)は規格外燃料使用のペナルティとして、失格の処分が下された(2007/1/25)。
※AMAによる追加調査により、当該の違法物質が現在のシリーズで広く普及、使用されていることが判明したため、上記の処分は撤回された(2007/2/23)。
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