チケットは完売し、4万5050人という満員の観客を集めて行われた開幕戦。今年からレースのフォーマットが一新され、従来存在したセミファイナル・レースは消滅した。計時予選で選ばれたライダーがヒートレースに出場。さらにヒートレースと敗者復活レースを勝ち抜いた者が20周のメインイベントに出場できる。
メインイベントではチャド・リード(ヤマハ)がホールショットを決めた。その後、リードとリッキー・カーマイケル(スズキ)、ジェームス・スチュワート(カワサキ)の3名がトップ争いを繰り広げ、スチュワート、カーマイケル、リードの順でゴールした。
Honda勢で最上位に入ったのは、4位のトラビス・プレストン(SoBe
No Fear/Samsung/Honda)。CRF450Rに乗るプレストンは、終盤猛攻をしかけてきたティム・フェリー(カワサキ)とデビッド・ビーラマン(MDK/Honda)を抑えて4位に入賞した。
昨年AMAモトクロス選手権でランキング2位に入り、調子を上げていたケビン・ウインダム(SoBe
No Fear/Samsung/Honda)は、今回スタートに失敗し、9位に終わっている。
併催された西部地区ライツ・シリーズでは、CRF250Rに乗るジョシュ・グラント(SoBe
No Fear/Samsung /Honda)が優勝候補の筆頭に挙げられていたが、計時予選の際に転倒。その後、グラントはヒートレースに出場して2位に入ったが、大事を取ってメインイベントは欠場した。
次戦は1月13日にアリゾナ州フェニックスで行われる。 |