'06年AMAスーパークロス・シリーズ第15戦は、4月29日にシアトルのクエスト・フィールドで行われた。あいにくの雨のため、メインレースは5周短縮され、15周で競われた。
ホールショットを決め、ホールショット賞の1500ドルを手にしたのはCRF450Rに乗るニック・ウェイ選手(MDK/Motorsport.com/Honda)。その後、ウェイ選手は少しずつ順位を落としたが、5位でフィニッシュしている。
4位にはトラビス・プレストン選手(AHM-Team Honda Red Riders)が入り、ケビン・ウインダム選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)も8位に入った。
今回優勝したのはジェームス・スチュワート選手(カワサキ)。2位チャド・リード選手(ヤマハ)、3位リッキー・カーマイケル選手(スズキ)と続いた。
AMAスーパークロス・シリーズも、残りは5月6日にラスベガスで行われる最終戦のみとなった。現在ポイントではカーマイケル選手とリード選手が316ポイントで同点首位に立っている。ランキング3位のスチュワート選手も311ポイントと5ポイントの僅差につけている。Honda勢ではウェイ選手(234ポイント)がランキング5位、プレストン選手(191ポイント)が同7位につけている。
併催されているAMAスーパークロス・ライト西部地区シリーズは今回が最終戦となった。チャンピオン争いは、前戦までに140ポイントを獲得しているアンドリュー・ショート選手(AHM-Team Honda Red Riders)と136ポイントのグラント・ラングストン選手(カワサキ)の一騎打ちとなったが、ショート選手はレース中、序盤に2回転倒し、8位に終った。その結果、今回優勝したラングストン選手がタイトルを獲得。ショート選手はランキング2位となった。
5月6日の最終戦ラスベガス大会では、AMA西部/東部地区ライト・シリーズに出場したライダー全員が出場するレースが行われる。東部地区のタイトルを獲得したダビ・ミルサップス選手(AHM-Team Honda Red Riders)と西部地区のチャンピオンとなったラングストン選手、そして西部地区ランキング2位のショート選手といったトップ・ライダーの対決が見られるわけだ。
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