'06年AMAスーパークロス・シリーズ第10戦は、3月10日にデイトナで行われた。
AMAスーパークロス・シリーズ中、一番難しいといわれているデイトナのコースで、Honda勢最上位に入ったのは4位のトラビス・プレストン選手(AHM-Team Honda Red Riders)。プレストン選手は3位に入ったマイケル・バーン選手(カワサキ)とデッドヒートを繰り広げたが、僅差で表彰台を逃した。
5位にはニック・ウェイ選手(MDK/Motorsport.com/Honda)、8位にティム・フェリー選手(MotoXXX/Honda)が入った。9位に入ったビリー・ラニノビッチ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)はAMA西部地区ライト・シリーズでランキング4位につけているが、現在西部地区ライト・シリーズが中休みに入っているため、メインレースに出場した。
優勝したのはリッキー・カーマイケル選手(スズキ)。2位はチャド・リード選手(ヤマハ)となり、10戦を終えた段階で、ランキングトップにはカーマイケル選手(215ポイント)が再浮上した。ランキング2位はリード選手(213ポイント)。Honda勢ではウェイ選手がランキング6位(149ポイント)、エルネスト・フォンセカ選手(AHM-Team Honda Red Riders)が7位(125ポイント)となっている。
今週末には、大勢のライダーやチーム関係者がHondaキャンプを訪れ、フォンセカ選手へのお見舞いの言葉を伝えていった。フォンセカ選手は今週はじめ、練習中のクラッシュにより負傷し、今大会を欠場している。フォンセカ選手の一刻も早い回復が期待される。
併催されたAMA東部地区ライト・シリーズ第4戦では、ランキングトップにつけるデビ・ミルサップス選手(AHM-Team Honda Red Riders)が今季3勝目を挙げた。
今回もミルサップス選手と第2戦のウイナー、ジョシュ・グラント選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)の一騎打ちになるかと思われたが、ミルサップス選手の強さが際立っていた。ミルサップス選手はグラント選手に大差をつけて優勝したのである。そして、Hondaライダーがデイトナのライトクラスで優勝したのは、1993年以来となった。
今回の勝利でミルサップス選手は総合97ポイントとなって、ランキング2位のクリス・ゲスラー選手(カワサキ、74ポイント)に23ポイント差をつけている。グラント選手(69ポイント)はランキング3位だ。AMA東部地区ライト・シリーズは残り3戦となっている。
AMAスーパークロス・シリーズ第11戦/AMA東部地区ライト・シリーズ第5戦は、3月18日にオーランドのシトラスボウルで行われる。
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