'06年AMAスーパークロス・シリーズ第9戦は、3月4日にインディアナポリスのRCAドームで行われた。
Honda勢で最上位に入ったのは5位のニック・ウェイ選手(MDK/Motorsport.com/Honda)。6位にエルネスト・フォンセカ選手(AHM-Team Honda Red Riders)が続いた。
メインレースでホールショットを奪い、ホールショット賞の$1500を獲得したのはCRF450Rに乗るフォンセカ選手。フォンセカ選手にとって、ホールショット賞獲得は今シーズン初めてのことだった。
フォンセカ選手の後ろ、2番手にはリッキー・カーマイケル選手(スズキ)がつけて1周目を終えた。ジェームス・スチュワート選手(カワサキ)はスタート直後の1コーナーで発生した多重クラッシュに巻き込まれ、最後尾から追撃を開始した。
2周目にカーマイケル選手がフォンセカ選手を抜いてトップに立ち、そのまま逃げ切って優勝。10周目に2番手まで上がってきたスチュワート選手が2位でフィニッシュした。終盤まで3番手につけていたのはウェイ選手だったが、終盤、チャド・リード選手(ヤマハ)とイバン・テデスコ選手(スズキ)に抜かれ、5位でフィニッシュ。フォンセカ選手が6位となった。
その他のHonda勢では、トラビス・プレストン選手(AHM-Team Honda Red Riders)が8位、ティム・フェリー選手(Honda)が9位、ジェフ・ギブソン選手(Honda)が10位に入っている。
9戦を終えた段階で、ランキングトップは依然としてリード選手(191ポイント)。Honda勢ではウェイ選手がランキング5位(133ポイント)、フォンセカ選手が同7位(125ポイント)、ラロッコ選手が同8位(108ポイント)につけている。
併催されたAMA東部地区ライト・シリーズ第3戦では、注目のデビ・ミルサップス選手(AHM-Team Honda Red Riders)が今季2勝目を挙げた。
ミルサップス選手と第2戦のウイナー、ジョシュ・グラント選手(Factory
Connection/Sobe/Samsung Mobile)は激しいバトルを繰り広げ、何度も順位を入れ替えたが、15周のうちの10周目にトップを走行していたグラント選手が転倒したため、終盤はミルサップス選手の独走となった。再スタートを切ったグラント選手も2位に入り、前戦に引き続き今回も2人のHondaライダーが表彰台に上がったのだった。
「ジョシュ(・グラント選手)の方がリードを広げていたのに残念だったね。僕としてもこんな形での優勝はあまり嬉しくないけど、優勝は優勝さ。僕はここまで毎戦確実にポイントを獲得して、ランキングトップにつけている。今後もこの調子でいきたいね」とCRF250Rに乗るミルサップス選手は語っている。
AMA東部地区ライト・シリーズのポイントでは、ミルサップス選手が72ポイントを獲得してトップ。グラント選手は47ポイントで4位につけている。
AMAスーパークロス・シリーズ第10戦/AMA東部地区ライト・シリーズ第3戦は、通常より一日早い金曜日、3月10日にデイトナで行われる。
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