'06年AMAスーパークロス・シリーズ第6戦は、2月11日にサンディエゴのクアルコム・スタジアムで開催され、過去7回AMAスーパークロス・チャンピオンになっている“キング・マクグラス”ことジェレミー・マクグラス選手(AHM-Team Honda Red Riders)が4位に入った。
ホールショットを奪ったのは、リッキー・カーマイケル選手(スズキ)。カーマイケル選手は終盤までトップをキープしたが、ラスト2周でジェームス・スチュアート選手(カワサキ)に抜かれた。
優勝はスチュアート選手、2位カーマイケル選手、3位チャド・リード選手(ヤマハ)と続き、4番手でCRF450Rに乗るマクグラス選手がチェッカーを受けた時には、観客席から大歓声が巻き起こった。
他のHonda勢では、5位にマイク・ラロッコ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)、8位にニック・ウェイ選手(MDK/Motorsport.com/Honda)、9位にエルネスト・フォンセカ選手(AHM-Team Honda Red Riders)が入っている。
第6戦を終えた段階で、ランキングトップはカーマイケル選手(139ポイント)。Honda勢ではラロッコ選手が4位(89ポイント)、ウェイ選手が7位(85ポイント)につけている。
併催されたAMA西部地区スーパークロス・ライト・シリーズの第6戦では、アンドリュー・ショート選手(AHM-Team Honda Red Riders)が開幕戦に続いて今季2勝目を挙げた。CRF250Rに乗るショート選手は、2位に入ったグラント・ラングストン選手(カワサキ)に0.837秒という僅差で優勝した。
「スタート直後から好位置につけることができた。でもあと1周あったら、グラントと大接戦になっていただろう。グラントとの戦いはまだ終わっていない。残り2戦も激しいバトルになると思うよ」と優勝したショート選手は語った。
今回の勝利によって、ポイント上でもショート選手(118ポイント)は2位のラングストン選手(116ポイント)に2ポイント差をつけてランキング首位に浮上した。
AMAスーパークロス・シリーズ第7戦は、2月18日にセントルイスのエドワード・ジョーンズ・ドームで行われる。
AMA西部地区スーパークロス・ライト・シリーズは、2か月間のブレークを挟んで、4月22日にテキサス州アービングのテキサス・スタジアムで再開される。代わって2月18日からは、AMA東部地区スーパークロス・ライト・シリーズが始まり、注目のデビ・ミルサップス選手(AHM-Team Honda Red Riders)が登場する。
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