'06年AMAスーパークロス・シリーズ第4戦は、1月28日にサンフランシスコのSBCパークで開催された。
朝から降り続いた雨はメインレースが近づくにつれてさらに強くなり、コースはどんどん泥沼化していった。メインレースは12周に短縮され、誰が勝ってもおかしくないという状況となっていたのである。
そんな悪コンディションの中でホールショットを奪ったのはニック・ウェイ選手(MDK/Motorsport.com/Honda)。1周目が終わった時点では優勝したジェームス・スチュアート選手(カワサキ)と2位に入ったリッキー・カーマイケル選手(スズキ)に抜かれて3位に順位を落としたが、そのままの順位を保ってフィニッシュ。今シーズン初の表彰台に上がった。
終盤になると、ダブルジャンプやトリプルジャンプも崩れてしまい、コース状況はさらに悪化していった。そんな中でHonda勢では、トラビス・プレストン選手(AHM-Team Honda Red Riders)が7位、ジェフ・ギブソン選手(Honda)が8位、ライアン・クラーク選手(Honda)が9位、ジェイソン・トーマス選手(Honda)が10位という順位でフィニッシュした。
4戦を終えた時点で、ポイントトップはカーマイケル選手(92ポイント)。今回健闘したウェイ選手は4位(61ポイント)に浮上し、今回11位だったマイク・ラロッコ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)が6位(55ポイント)につけている。
併催されたAMA西部地区スーパークロス・ライト・シリーズ第4戦のレースも悪コンディションとなり、Hondaライダー達は苦戦した。Honda勢では、ビリー・ラニノビッチ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)の7位が最上位で、ポール・カーペンター選手(Honda)が8位でフィニッシュした。
しかし、ポイント上では、ランキング首位のネイザン・ラムゼイ選手(KTM)が79ポイント、同2位のラニノビッチ選手が74ポイント、同3位のアンドリュー・ショート選手(AHM-Team Honda Red Riders)が71ポイントと大差がなく、ランキング首位争いが面白くなっている。
AMAスーパークロス・シリーズ第5戦は2月4日に再びアナハイムのエンジェル・スタジアムで行われる。
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