'06年AMAスーパークロス・シリーズ第2戦が1月14日にアリゾナ州フェニックスのチェイスフィールドで行われた。
メインの250ccレースでは、過去に7回AMAスーパークロス・チャンピオンになっている“キング・マクグラス”ことジェレミー・マクグラス選手(AHM-Team Honda Red Riders)が4位に入賞した。
伝説の王者マクグラス選手が、抜群のスタートを切ってホールショットを奪うと、観客は総立ちとなった。2ストロークマシンのHonda CR250Rに乗るマクグラス選手は3周目にチャド・リード選手(ヤマハ)に抜かれるまでトップの座をキープ。その後、終盤まで3位につけていたが、後方から追い上げて来たジェームス・スチュワート選手(カワサキ)にかわされて、惜しくも表彰台を逃し、4位でフィニッシュした。
優勝したのはリッキー・カーマイケル選手(スズキ)。2位リード選手、3位スチュワート選手、4位マクグラス選手と続き、5位にはMDK/Motorsport.com/Hondaのニック・ウェイ選手が入った。エルネスト・フォンセカ選手(AHM-Team Honda Red Riders)は7位、マイク・ラロッコ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)が8位、デビッド・ビーラマン選手(BooKoo Energy/Honda)が10位でレースを終えた。
2戦を終えて、ポイントではカーマイケル選手とスチュワート選手が同点首位。Honda勢ではラロッコ選手がランキング4位、ウェイ選手が同5位、フォンセカ選手が6位、マクグラス選手が7位につけている。
併催されたAMA西部地区スーパークロス・ライト・シリーズの第2戦では、前戦で優勝したアンドリュー・ショート選手(AHM-Team Honda Red Riders)が1周目にライアン・ビルロポト選手(カワサキ)とトップ争いをしている時に接触して転倒。ショート選手は再スタートを切ったが5位に終わった。
優勝したのはネイサン・ラムゼイ選手(KTM)で、2位にビリー・ラニノビッチ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)が入った。
2戦を終えて、ポイントではラニノビッチ選手が42ポイントでトップ。2位には41ポイントでショート選手がつけている。
AMAスーパークロス・シリーズ第3戦は1月21日に再びアナハイムのエンジェル・スタジアムで行われる。
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