'06年AMAスーパークロス・シリーズ開幕戦が1月7日にカリフォルニア州アナハイムのエンジェル・スタジアムで行われた。
4万5050人という満員の観客が注目する中、メインのスーパークロス・クラス(旧250ccクラス)ではFactory Connection/Sobe/Samsung Mobileのマイク・ラロッコ選手が4位に入賞した。
ホールショットを奪ったのはカイル・ルイス選手(Honda MotoXXX)だったが、すぐにエルネスト・フォンセカ選手(AHM-Team Honda Red Riders)がトップに立ち、4周目までレースをリードした。
その後、フォンセカ選手は転倒し、順位を下げ、代わってリッキー・カーマイケル選手(スズキ)、チャド・リード選手(ヤマハ)、ジェームス・スチュワート選手(カワサキ)、がトップ3を形成。ラロッコ選手も4位に浮上してきた。
カーマイケル選手の転倒により、ラロッコ選手は一時3位に上ったが、最終的に4位でチェッカーフラッグを受けた。優勝したのはカワサキのスチュワート選手。フォンセカ選手は6位となった。Honda勢では、ニック・ウエイ選手(Honda)が7位に入り、トラビス・プレストン選手(AHM-Team Honda Red Riders)が8位となった。
過去に7回AMAスーパークロスチャンピオンになっている“キング・マクグラス”ことジェレミー・マクグラス選手(AHM-Team Honda Red Riders)は11位に入っている。
併催されたAMA西部地区スーパークロス・ライト・シリーズ(旧125ccクラス)の開幕戦では、Honda CRF250Rに乗るアンドリュー・ショート選手(AHM-Team Honda Red Riders)がスタートに失敗したが、その後猛然と追い上げ、9周目にトップに立つと、そのまま独走して優勝した。
ショート選手にとってスーパークロスでの優勝は3回目のことだった。シーズンオフ中、マクグラス選手にトレーニングで助けてもらったというショート選手は、優勝後、マクグラス選手に感謝の言葉を述べたのだった。
ライト・シリーズでは、3位にビリー・ラニノビッチ選手(Factory Connection/Sobe/Samsung Mobile)が入っている。
AMAスーパークロス・シリーズ第2戦は1月14日にアリゾナ州フェニックスのチェイスフィールドで開催される。
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