2005年AMAスーパークロス・シリーズ第14戦は、4月16日にシアトルのクエスト・フィールドで行われた。
前戦のポンティアックのレースで3位に入り、調子を上げていたケビン・ウインダム(Factory Connection/Amsoil/Chaparral Honda)は、彼本来のパワフルな走りを取り戻し、今季最高と思われるほど素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。
決勝レースでスタート・トゥ・フィニッシュを飾ったのはジェームス・スチュアート(カワサキ)だった。ウインダムも前戦同様に好スタートを切っていた。2番手にはランキング首位のリッキー・カーマイケル(スズキ)がつけていたが、ラスト2周の時点でウインダムはカーマイケルをとらえて2位に浮上。ウインダムはそのまま逃げ切って2位でフィニッシュした。
3位にはカーマイケルが入り、4位には1周目の1コーナーで転倒して一時は最下位になっていたチャド・リード(ヤマハ)が入った。5位はウインダムのチームメイト、マイク・ラロッコ。トラビス・プレストン(Honda Motocross Team)は7位、エルネスト・フォンセカ(Honda Motocross Team)は17位となっている。
第14戦を終え、残り2戦となった段階でランキング首位はカーマイケル(325ポイント)で、同2位はリード(295ポイント)。ウインダム(246ポイント)は同3位と順位こそ変わらないが、リードとの差を少しつめた。
また、ウインダムが調子を上げてきているので、AMAスーパークロス・シリーズに続いて行われるAMAナショナルモトクロス 250cc・シリーズでもウインダムの活躍が期待される。
併催された125cc西部地域シリーズでは、KTMのネイサン・ラムゼイが優勝し、Honda Motocross Teamのアンドリュー・ショートが2位に入った。3位にはイバン・テデスコ(カワサキ)が入り、チャンピオンを獲得した。
第15戦は、4月30日にヒューストンのレリアント・スタジアムで行われる。
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