決勝日:5月1日(土) 会場:サム・ボイド・スタジアム 観客数:3万7942人
2004年度AMAスーパークロス・シリーズ最終戦(第16戦)の舞台となったのは"眠らない街"として有名なネバダ州ラスベガスにあるサム・ボイド・スタジアム。チケットは完売し、集まった3万7942人の観客はAmsoil Chaparral Factory Connection Honda Racingのケビン・ウインダムが優勝する姿に酔いしれていた。
毎回、予選のヒートレースで圧倒的強さを誇るウインダム(CRF450R)は、今回も2位に10秒の差をつけて優勝。同じくCRF450Rに乗るデーモン・ハフマンはヒート2で4位に入った。その他にもクレイグ・アンダーソン、ジェイソン・トーマス、ジェームス・ポボル二ーといったHondaのプライベート・ライダーが健闘し、決勝レースに駒を進めた。
今回の最終戦に関して、Amsoil Chaparral Factory Connection Honda Racingのチームにはハードロック・カジノがスポンサーについた。このため、通常赤くペイントされているケビン・ウインダムのCRF450Rは、今回に限りパープルにペイントされていた。そして、このウインダムのマシンは今年いっぱいハードロック・カジノにディスプレイされることになった。
今週末、映画"スーパークロス・ザ・ムービー"に出演するなど大忙しだったウインダムは、決勝レースでは1周目にトップに立つと、そのまま2位以下を引き離して今季5勝目を挙げた。
CR250Rに乗るマイク・ラロッコ(Amsoil Chaparral Factory Connection Honda Racing)は当初5番手につけていたが、ダヴィッド・ビーラマン(ヤマハ)とシーズン最後の接戦を繰り広げたのち3位に上がり、そのままのポジションでチェッカーフラッグを受けた。ハフマンは8位に入り、スーパークロス世界選手権のランキングで2位に入っている。
その結果、ウインダムはチャド・リード(ヤマハ)に続いてランキング2位に入り、ラロッコも同3位でシーズンを終えた。
併催された125cc西部/東部地域対決レースでは、ネイサン・ラムゼイ(AMERICAN HONDA)が、終盤にカワサキのイバン・テデスコに競り勝って3位に入った。
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