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第11戦
セントルイス(ミズーリ州)
2003年3月22日 開催
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レースレポート

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今シーズン最高位の3位入賞を果たしたフォンセカ
表彰台入りを祝う観客に応える、チームメイトの2人
ベテランのウォードも今季最高位の4位入賞
カーマイケル、フォンセカがそろって表彰台に
■決勝日時 :3月22日(土) 
■観客数 :4万6472人
カーマイケルは2位に終わるも、22ポイント差をキープ
カーマイケルは2位に終わるも、22ポイント差をキープ

 AMAスーパークロス第11戦は3月22日にセントルイスのエドワード・ジョーンズ・ドームで行われた。現在250ccクラスでランキング首位につけるリッキー・カーマイケル(AMERICAN HONDA)は過去にここで250ccクラスで2勝を挙げているほか、1998年に125ccクラスでも優勝している。

 そんなカーマイケルが今回も優勝すれば、セントルイスのスーパークロスの歴史で最も成功を収めたライダーになるはずだった。今シーズン大活躍中のカーマイケルならばそれも不可能ではない。唯一心配されたことは転倒だった。そして、残念ながら今回はまさにそのケースとなってしまったのである。

 第11戦セントルイス大会もこれまでの10戦と同じような展開で始まった。CR250Rに乗るカーマイケルは予選のヒートレース(8周)では2位に11.761秒差をつけて優勝した。エドワード・ジョーンズ・ドームのコースは前戦のデイトナほどチャレンジングではないが、それでもゴツゴツしたラフなコースで、カーマイケルのテクニックを際立たせていた。

 カーマイケルとは別のヒートレースに出場したチームメイト、エルネスト・フォンセカとFACTORY CONNECTION HONDAのトラビス・プレストンもヒートレースで健闘した。CRF450Rに乗るプレストンの方はチャド・リード(ヤマハ)に続いて2位に入り、CR250Rに乗るフォンセカは4位に入ったのだった。

  ちなみに今回のコースの理想ラップタイムが54秒台であるのに対して、3人のライダーがヒートレースで52秒台を切る好タイムをマークした。そのうちの2人がカーマイケルとフォンセカだったのである。

 フォンセカとカーマイケルは20周で競われる250cc決勝レースでもクリーンなスタートを切って飛び出した。かたやプレストンの方は1周目の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれ、転倒した際にスポークが破損したため一旦ピットに戻らなくてはならなかった。結局プレストンは再スタートを切ったが20位に終わっている。

 序盤、トップ争いを繰り広げたのはカーマイケルとリードで、この2人は序盤の4周では何度もトップの座を入れ替え、集まった46,472人の観客を喜ばせていた。

 5周目を終える直前、2番手を走行していたカーマイケルはリズミカルな走りが要求されるトリプル・ジャンプ・セクションでリードをかわそうとしていた。リードはこのセクションでコンスタントにジャンプしていなかったからである。

 カーマイケルは、リードを避けるようにジャンプしたが、着地の際にスポンジバリヤーにぶつかり、転倒した。カーマイケルがマシンを起している間、ダニー・スミス、フォンセカ、そしてCRF450Rに乗るラリー・ウォードが抜きさっていき、カーマイケルは5番手でコースに復帰した。

 しかし、この3人はカーマイケルの前に長くはいられなかった。9周目までに3人を次々と抜き去ったカーマイケルは、2位に浮上してリードを追撃し始めたが、最終的にはリードに続いて2位でフィニッシュした。

 フォンセカとスミスはかなり長い間バトルを続けていたが、14周目にフォンセカがスミスをかわして3位に上がり、そのままの順位でフィニッシュした。ウォードの方も15周目にスミスを抜いて4位に入った。若手のフォンセカとベテランのウォードにとっては今シーズン最高位となったのである。

 5戦を残した現在、カーマイケルはランキング2位のリードに22ポイント差をつけてポイントテーブルで首位につけている。次戦は3月29日にテキサスのヒューストン・アストロドームで行われるが、カーマイケルは2001年と2002年にアストロドームで優勝している。また、プレストンにとってもアストロドームは2001年に125ccレースで優勝した得意のコースだ。


●リッキー・カーマイケル (250cc 2位)
 リードがジャンプするのかどうか分からないから、着地の時に上に乗り上げないように横に避けてジャンプしたんだ。それまでのバトルは楽しかったよ。あれが20周続けばもっと良かったけどね。今シーズン、優勝できなかったレースはどれも転倒が原因だ。つまり僕はコースに負けた時にだけ優勝を逃しているんだ。選手権に関しては、残り5戦で22ポイントのアドバンテージがあるというのは楽だね。去年の今頃はもっと厳しかったよ。

●エルネスト・フォンセカ (250cc 4位)
 コースは難しかった。ウープの部分はえぐれていて、荒れがひどくてリズムに乗るのが難しかった。今後も今回のように良い成績を収めていきたいね。今年はこれまで転倒が多かったけど、もうそんな状況は終わったと信じたいよ。

 
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