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第8戦
アトランタ(ジョージア州)
2003年2月22日 開催
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レースレポート

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8戦中5勝と、順調にランキングをリードするカーマイケル
今季最高の4位でフィニッシュしたフォンセカ
肩の痛みを抑えつつ、8位フィニッシュのラロッコ
カーマイケル、無敵で今季5勝目!
■決勝日時 :2月22日(土) 
■観客数 :6万3749人
接戦で始まるも、カーマイケルが6秒以上の差をつけてゴール
接戦で始まるも、カーマイケルが6秒以上の差をつけてゴール

 チームHondaに所属するリッキー・カーマイケルの地元、フロリダ州ハバナはジョージア州アトランタから440kmも離れている。しかし、03年AMAスーパークロス選手権第8戦を観るためにジョージア・ドームに集まった63,749人のファンの声援は、カーマイケルを地元で戦っているような気分にさせていた。

 熱い声援を受けたカーマイケルは、250cc決勝レースで3周目からトップに立ち、一度も首位を明け渡さずに20周のレースを終えた。8戦を終えた段階で5勝しているカーマイケルは、これまで全戦で上位5位以内に入っており、ランキングでも2位のチャド・リード(ヤマハ)に17ポイントのアドバンテージをつけている。

 カーマイケルのチームメイト、エルネスト・フォンセカの方はカーマイケルほどラッキーではなかった。チームHondaのマネージャー、エリック・キーホーは語る。「フォンセカはここ2週間ついていない。でも、今回は親指が痛いのにもかかわらず健闘した」。決勝レースの前に行われたヒート・レースでは、カーマイケル1位、フォンセカ3位という好順位につけたのである。

 もうひとつのヒート・レースに出場したホンダ・ライダーにはFACTORY CONNECTION HONDAのマイク・ラロッコとトラビス・プレストンがいた。

 第5戦のアナハイムで肩を負傷したラロッコは、怪我がまだ完治していないのにもかかわらずヒート・レースで3位に入り、決勝レースへと進んだ。昨年の125ccチャンピオン、プレストンの方は、今回4ストロークのCRF450Rに乗って初めて250ccレースに臨んだが、敗者復活戦から勝ち上がって決勝に出場したのだった。

 まだ250cc見習い中のプレストンだが、パワフルなCRF450Rにも徐々に乗りなれていき、決勝レースでは13位に入った。チーム・マネージャーのキーホーも「プレストンの走りはどんどん良くなっている。あとはもう少しマシンに乗り慣れることだ」と語った。

 250cc決勝レースでは、CRF450Rに乗るラリー・ウォードがホールショットを決め、CR250Rに乗るフォンセカとカーマイケルがこれに続いた。1周目が終わる直前にフォンセカを抜いて2位に上がったカーマイケルは、3周目にウォードを抜いてトップに立つと、そのまま首位をキープし、2位に入ったリードに6.227秒という大差をつけて優勝した。ちなみにカーマイケルは8位以下のライダーを全員周回遅れにしたのである。

 痛みに耐えながら走ったフォンセカとラロッコの二人も健闘し、それぞれ4位と8位でゴールした。惜しくも表彰台を逃したフォンセカだが、それでも今季最高の成績を収めたのだった。キーホーも「フォンセカは4位で良くやった。これで自信もついただろう。今の彼には自信を回復することが必要だ」と話している。

 125ccレースでは、マイケル・バーン(FACTORY CONNECTION HONDA)の125ccレース初優勝はもうしばらくお預けとなった。先週に引き続き今回もバーンは1周目の多重クラッシュに巻き込まれたが、その後、猛然と追い上げて5位に入った。ラップタイム的にはレース・ウイナーと同じぐらい速かったバーンは、現在ランキング4位だが、ランキング1位とのポイント差はわずか11ポイントである。


リッキー・カーマイケル (250cc 優勝)
 「アトランタのレースは好きだよ。観客の声援がすごいから、いい気分で走れるんだ。今回はマシンの調子も最高だった。特にウープ・セクションはうまく走れた。でも、しいていえばホールショットを決めたいね。その方がレース展開がずっと楽になるからね」

 
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