ド・フェラン・モータースポーツがLMP2クラス5位でフィニッシュ
2008年10月4日(土)
決勝 |
開催地:ジョージア州ブラセルトン
サーキット:ロードアトランタ
コース全長:4.0km |
アメリカン・ルマン・シリーズ第10戦が10月4日(土)にロードアトランタで開催され、アキュラ勢が不運に見舞われた中、#66 パナソニックELSサラウンド・アキュラ(ド・フェラン・モータースポーツ)を駆るジル・ド・フェラン/サイモン・ペジノ/スコット・ディクソン組が、LMP2クラス5位でフィニッシュした。
今季のLMP2クラスタイトルをかけた1000マイルに及ぶ耐久レースは、クラッシュが頻発するレースとなった。ペンスキーチームの3台のマシンに対してチャレンジした4台のアキュラは、12のコーナーを配す一周2.54マイルのタイトなロードコースで10時間を戦う準備ができていたが、度重なるトラブルに苦戦を強いられることとなった。
ド・フェラン・モータースポーツは、オーバーステアの強いボディ、イグニッションの故障、レース序盤にはスピンに見舞われながらも、5位でフィニッシュ。ド・フェランが最初の3時間20分を走り、その後、マシンを託された今年のIndy500覇者で、IRL IndyCarシリーズ・チャンピオンのディクソンとペジノは、ともに3時間以上を走りきった。
#9 パトロン・ハイクロフト・アキュラ(パトロン・ハイクロフト・レーシング)を駆るデイビッド・ブラバム/スコット・シャープ/ダリオ・フランキッティ組は、開始後1時間の時点でシャープが第11コーナーでインサイドの壁に衝突したダメージでリタイアを余儀なくされた。
また、#15 ロウズ・アキュラ(ロウズ・フェルナンデス・レーシング)を駆るエイドリアン・フェルナンデス/ルイス・ディアス/ミシェル・ジョルダインJr.組は、トップ5で6時間を走るレースを展開したが、ディアスが第3コーナーで周回遅れのGTマシンに接触され、リアサスペンションにダメージを負い、レース中盤にリタイア。
そして、#26 XMサテライトラジオ・アキュラ(アンドレッティ・グリーン・レーシング)を駆るフランク・モンタニー/マルコ・アンドレッティ/トニー・カナーン組は、モンタニーが4番手から2番手に順位を上げ、自身の最後のピットストップ直前にはレースをリードし、クラス優勝を狙えるポジションにつけていた。しかし、レース終盤に第12コーナーでインタースポーツ・レーシングのクラッシュに巻き込まれ、リタイアを喫した。
最終的に、ライアン・ブリスコー/エリオ・カストロネベス組(ペンスキー・ポルシェ)が伝統のプチ・ルマンを制した。
先月のデトロイトでのすばらしい1-2-3フィニッシュから一転、アキュラはLMP2クラスのマニュファクチャラータイトル獲得のチャンスを逸した。アキュラは4ポイントをリードしてプチ・ルマンに臨んだが、10月18日(土)に開催されるラグナセカでの最終戦は、8ポイント差でポルシェを追う展開となった。
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