ALMS アメリカン・ルマン・シリーズ
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アメリカ SEBRING
セブリング
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ROUND
#01
MARCH 17, 2007
リザルト ポイント

アメリカン・ルマン・シリーズ開幕戦セブリング12時間レースで、アンドレッティ・グリーン・レーシングがLMP2クラスでデビューウインを飾る

第1戦 セブリング

2007年3月17日(土)・決勝

開催地:フロリダ州セブリング
会場:セブリング・インターナショナル・レースウェイ
コース全長:5.955km
コースコンディション:ドライ

アキュラにとって初戦となるアメリカン・ルマン・シリーズの開幕戦、55回の伝統を持つセブリング12時間が3月17日(土)に開催され、アンドレッティ・グリーン・レーシング(Andretti Green Racing)のブライアン・ハータ/ダリオ・フランキッティ/トニー・カナーン組がLMP2クラスで優勝を飾った。2番手にはロウズ・フェルナンデス・レーシング(Lowe's Fernandez Racing)のエイドリアン・フェルナンデス/ルイス・ディアス組が続いた。ハイクロフト・レーシング(Highcroft Racing)のデイビッド・ブラバム/ステファン・ヨハンソン/ダンカン・デイトン組も4位に入り、アキュラ勢3台はLMP2クラスのトップ4に入った。

第1戦 セブリング

LMP2クラスは、アンドレッティ・グリーン・レーシングとハイクロフト・レーシングが序盤からレースをリードした。フェルナンデス・レーシングは3時間目にステアリングに問題が発生してやや遅れたが、アンドレッティ・グリーン・レーシングは夜を迎えても力強い走りを見せていた。アンドレッティ・グリーン・レーシングは最後の1時間まで、LMP1クラスのアウディと同ラップを走行したが、ゴール直前にギアボックスにトラブルが発生し、ペースダウンを余儀なくされた。

総合優勝したアウディは364周、アンドレッティ・グリーン・レーシングは358周、フェルナンデス・レーシングは356周、ハイクロフト・レーシング351周を走行し、アンドレッティ・グリーン・レーシングは、総合でもLMP1クラスに出走したアウディに次ぐ2位と健闘し、ロウズ・フェルナンデス・レーシングは総合3位、ハイクロフト・レーシングは総合6位だった。

アキュラ・モータースポーツのエンジンとマシンの設計と開発は、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)(カリフォルニア州サンタクラリータ)で行われた。Honda初の海外開発のレーシングエンジンでレースに出場するのは、このレースが初めてであった。

第2戦は、3月31日(土)にフロリダ州セント・ピーターズバーグにて開催される。

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COMMENT

コメント

Bryan Herta ブライアン・ハータ
アンドレッティ・グリーン・レーシング:LMP2クラス優勝(総合2位)
  「アンドレッティ・グリーン・レーシングとアキュラのスタッフ全員がこのプログラムを成功させるために大変な努力を傾けてきた。準備期間が短かったので、正直セブリングではどんな結果が出るかわからなかった。なにしろ厳しいレースなので、いきなり勝てるとは思っていなかった。アキュラはアメリカン・ルマン・シリーズ、その開幕戦であるセブリングに備え、信じられないほどがんばってきた。2月にここで行った12時間の模擬レースは私たちドライバーにとっても、チームにとってもものすごく効果的だった。最後の1時間はギアボックスにトラブルが発生し、とてもハラハラした。完走できるかどうか、微妙な状況だったんだ。でもチームのスタッフから無線で指示を受け、大事に走ってゴールまでたどり着くことができた」
Dario Franchitti ダリオ・フランキッティ
アンドレッティ・グリーン・レーシング:LMP2クラス優勝(総合2位)
「アンドレッティ・グリーン・レーシングのスタッフがこのプロジェクトに着手したのは、たった6カ月前なんだから、本当に信じられないよ。ほとんど白紙の状態からはじめて、速く、信頼性の高いマシンを造り上げることができた。メカニックやエンジニアを含め、チームは今日も完ぺきな仕事をしてくれた。本当にすばらしいマシンだった。ブライアン(ハータ)がギアボックスのトラブルを抱えた最後の1時間は、ずっと心臓が口から飛び出しそうな心境だった。ずっと座って見ていることしかできないので、余計に辛かった。でも、ブライアンはゴールまで持たせてくれた。それがいちばん肝心なことだ。仲間と表彰台に立ったときは最高だったね。ブライアンやトニー(カナーン)とは、ずいぶん長く一緒にやってきた。それだけに、特別な意味があるんだ。セブリングでいきなりこんな結果を残せるなんて、なんとも言いようがないよ」
Tony Kanaan トニー・カナーン
アンドレッティ・グリーン・レーシング:LMP2クラス優勝(総合2位)
「この勝利は、いろいろな意味で特別だった。Hondaやアキュラとは何年も前からいっしょにやってきたし、アメリカで残した結果は、ほとんど彼らのおかげだ。2人の親友と組んで走って勝てるなんて、夢のようだ。アキュラにとっても最高のレースだった。長年、支えてくれたチームのためにも、初めてのスポーツカーレースで優勝できたのはすばらしいことだ。これまでにもいろいろなカテゴリーで戦い、勝ってきたし、それぞれ意義深いものだったけれど、今日のレースは忘れられないものになるだろう。事前に2回しか乗ったことのないマシンなので、楽ではなかった。でも、ブライアンとダリオ(フランキッティ)がいろいろと教えてくれたので、すぐに慣れることができた。チームもマシンのセッティングとレースの戦術という両面で、見事な働きをしてくれた。だから、ウイナーズ・サークルに立てたんだ。ほんとうに最高の勝利だった」
Michael Andretti マイケル・アンドレッティ
アンドレッティ・グリーン・レーシング共同オーナー
「前から予想していた通り厳しい戦いだったが、先月ここで12時間のシミュレーション走行をやったのが役に立った。おかげで万全の態勢で本番に臨むことができた。ブライアンが乗っていたときに問題が起こった最後の20周までは、実に楽しいレースだった。あのときギアボックスが不調になりさえしなければと思う。アキュラにとって初めてのスポーツカーレースはそれでも最高の出来だった」
Robert Clarke ロバート・クラーク
HPD社長
「言葉では言い尽くせない気持ちだ。たぶん今まで生きてきた中で、こんなに感動したことはほとんどないだろう。このために、ものすごい努力を重ねてきた。いろいろなカテゴリーのレースで勝利を経験してきたが、これほどうまくいくとは思ってもみなかった。HPDだけではなく、アキュラにとっても、本当に長い道のりだった。チームのスタッフ、スポンサーやドライバーをはじめとする関係者全員にお礼を言いたい」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

ROUND
#01
MARCH 17, 2007
順位 No. クラス ドライバー マシン 周回数
1 2 LMP1 E.ピロ / M.ワーナー / F.ビエラ アウディ 364
2 26 LMP2 B.ハータ / D.フランキッティ / T.カナーン Acura 358
3 15 LMP2 A.フェルナンデス / L.ディアス / D.マルチネス ローラ 356
4 1 LMP1 R.カペッロ / A.マクニッシュ / T.クリステンセン アウディ 353
5 7 LMP2 R.デュマ / T.バーンハード / H.カストロネベス ポルシェ 351
6 9 LMP2 D.ブラバム / S.ヨハンソン / D.デイトン Acura 346
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ポイントランキング

ドライバー:LMP2クラス
 
順位 ドライバー マシン 総合ポイント
1 B.ハータ Acura 26
  D.フランキッティ Acura 26
  T.カナーン Acura 26
2 A.フェルナンデス ローラ 22
  L.ディアス ローラ 22
3 R.デュマ ポルシェ 19
  T.バーンハード ポルシェ 19
  H.カストロネベス ポルシェ 19
4 D.ブラバム Acura 16
  S.ヨハンソン Acura 16
  D.デイトン Acura 16
5 A.ウォレス ポルシェ 14
  B.ライジンガー ポルシェ 14
  A.ラリー ポルシェ 14
6 C.ダイソン ポルシェ 12
  G.スミス ポルシェ 12
MORE
シャシー:LMP2クラス
 
順位 シャーシ 総合ポイント
1 Acura 26
2 ローラ 22
3 ポルシェ 19
MORE
エンジン:LMP2クラス
 
順位 エンジン 総合ポイント
1 Acura 26
2 ポルシェ 19
3 ジャッド 10
MORE
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