排気量を156cm3とした「eSP+」エンジンは、4バルブ機構やフリクション低減に貢献する技術により、高い環境性能と街中から高速度域まで扱いやすい優れた出力特性を両立している。
エンジンイメージCG
信号待ちなど停車時の余分な燃料消費、騒音、排出ガスを抑え、より高い燃費性能や環境性能を発揮するアイドリングストップ・システム*を装備。また、バッテリーの電圧を監視し、電圧が一定以下の時は自動でシステム稼働をOFFとする機能を備えている。
*アイドリングストップ・システムの作動には、バッテリーの電圧状態など一定条件が必要です。
軽量化と剛性の高次元での両立をめざして設計されたフレームは、軽快感のあるハンドリングと安定感のある乗り心地に貢献している。
幅広でありながら高剛性なリジットマウント式テーパーバーハンドル。ライダーの入力をダイレクトに車体へ伝え俊敏なコントロールを可能とするとともに、路面からのフィードバックを的確にライダーに伝えることで車体との一体感を追求。また、クランプ部の外径はφ28.6mmとし、タフでアクティブなデザインを表現するとともに高い剛性を実現している。
フロントサスペンションは、130mmのストローク量を確保することで街中の様々な路面状況でも上質な乗り心地を提供。リアサスペンションは、110mmストロークのリザーバータンク付ダンパーにより安定した減衰力を発生。3段レートのスプリングによるプログレッシブな荷重特性と相まって2人乗りや荒れた路面などの走行時にも快適な乗り心地を追求している。
フロント12本、リア10本スポークホイールは、軽快なデザインを実現すると共に、スポークの間隔を狭く設定し、リムからアクスルへ伝わる荷重の変化を均一にすることで、路面インフォメーションの向上と、ライダーの操作を車体挙動へダイレクトに伝える俊敏性の向上に寄与している。
ABSはフロントのみが作動する1チャンネルABSを装備。様々な路面で制動時の安心感を高めている。ブレーキは前φ240mm、後φ220mmのウェーブディスク。同じ外径の円形状ディスクと比較し、軽量でバネ下重量の軽減に寄与するとともに、波状のエッジによりパッドの汚れや、雨などで付着した水を掻き出す効果も備えている。
*リアブレーキにはABS機能はありません。
※ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なブレーキ操作を避け、安全運転をお願いします。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。
タイヤはブロックパターンのチューブレスタイヤを専用開発。市街地での不意な路面の変化にも安心感を与え、未舗装路や荒れた路面での走破性を追求している。サイズはフロント110/80-14、リア130/70-13とし、タフなルックスを表現するとともに、太いトレッド幅と豊富なエアボリュームによって、リニアなハンドリング性能と快適な乗り心地に貢献している。
後輪への駆動力レベルを必要に応じて制御し、スリップしやすい路面での安心感を提供するHSTC。システムの作動はインジケーターの点滅によってライダーに知らせ、スピードメーター前方のスイッチでON/OFFの選択ができる。
※HSTCはスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがって、HSTCを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。運転するときは急なアクセル操作を避け、安全運転をお願いします。