2019年12月発表 2022年10月生産終了モデル
この情報は2022年10月現在のものです
環境性能や日常での扱いやすさにこだわったエンジン〈eSP〉を搭載。低速走行時や荒れた路面での扱いやすさを重視したセッティングとし、低・中速域での力強い出力特性を追求している。
信号待ちなど停車時の燃料消費、騒音、排出ガスを抑え、より高い燃費性能や環境性能を発揮するアイドリングストップ・システム*を採用。また、バッテリーの電圧を監視し、電圧が一定以下の時は自動でシステム稼働をOFFとする機能を備えている。
*アイドリングストップ・システムの作動には、バッテリーの電圧状態など一定条件が必要です。
駆動系は低~中回転域におけるスロットル操作にダイレクトに応答する加速を得るため変速タイミングとプロセスを最適化し、リニアなトルクの立ち上がりと力強い加速感を実現している。
フレームは軽量化を図りながら操縦安定性を追求したダブルクレードル。普段使いの快適性はそのままに、サスペンションストロークを伸ばした足まわりとの剛性バランスの最適化を図っている。また、シートレール後端のクロスメンバーを専用設計とし、シャープでスタイリッシュな外観を実現している。
フロントサスペンションは、クラス最長*1の130㎜ストロークを確保することで街中のあらゆる路面状況でワンランク上*2の上質な乗り心地を提供。リアサスペンションは、120㎜ストロークのリザーバータンク付ダンパーを採用し安定した減衰力を発揮。3段レートのスプリングによるプログレッシブな荷重特性と相まって二人乗りや荒れた路面などの走行時にも快適な乗り心地を追求している。
*1 Honda調べ。2019年12月時点(150ccスクータークラスにおいて)。
*2 従来のHonda150ccスクータークラスとの比較。
ホイールはフロント12本、リア10本スポークを採用。軽快なデザインを実現すると共に、リムからアクスルへ伝わる荷重の変化をより均一にするためスポークの間隔を狭く設定。これにより路面インフォメーションの向上とライダーの操作を車体挙動へダイレクトに伝える俊敏性の向上に寄与している。
ABSはフロントのみが作動する1チャンネルABSを装備。様々な路面で制動時の安心感を高めている。ブレーキは前φ240㎜、後φ220㎜のウェーブディスクを採用。同じ外径の円形状ディスクと比較し、軽量でバネ下重量の軽減に寄与するとともに、波状のエッジによりパッドの汚れや、雨などで付着した水を掻き出す効果も備えている。
※ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナー等の手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます。
タイヤはブロックパターンのチューブレスタイヤを専用開発。市街地での不意な路面の変化にも安心感を与え、未舗装路や荒れた路面での走破性を追求している。サイズはフロント110/80-14、リア130/70-13とし、タフなルックスを表現するとともに、太いトレッド幅と豊富なエアボリュームによって、リニアなハンドリング性能と快適な乗り心地に貢献している。