※写真は北米仕様車です。

ACCORDは、
強豪ひしめく戦いを勝ち抜き

北米カー・オブ・ザ・イヤーの
栄冠に輝いた。

文 :
ジョン・ラム
(John Lamm)

米国モータージャーナリスト兼フォトグラファー。自動車メディアの分野におけるフォトジャーナリストとしてのパイオニア。北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー選考委員。北米のみならず、世界的にも高く評価されている。過去50年間、「Road & Track」誌、「Car and Driver」誌、「Automobile」誌等々に寄稿、現在に至る。彼のCar Graphic誌における「From USA」マンスリーコラムは35年にわたって続いている。初代ACCORDのオーナーでもあった。

それはとても難しい選択だった。50名からなるNorth American Car, Utility and Truck of the Year(NACTOY=北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー)選考委員は、ファイナリストに選ばれた3台の優れた候補車の中から、ウィナーを選ばなければならなかった。そのファイナリストとは、Honda ACCORD、Toyota CAMRY、Kia STINGERである。STINGERはKiaの長年にわたるエコノミーカーのラインアップから新たにリリースされた、センセーショナルなモデルであった。しかし、多くの選考委員にとって、それよりも悩ましかったのは、Honda ACCORDとToyota CAMRYだ。この二者は、それぞれのフルモデルチェンジの時期が重なることがなく、この権威ある賞をめぐって真っ向からぶつかりあうことはこれまでになかったからだ。

私自身、NACTOY選考委員として、綿密な試乗を行った一人だ。自宅のあるカリフォルニア周辺で、デビュー直後のHonda ACCORDとToyota CAMRYをテストしたほか、NACTOYの年次ミーティング時にも、デトロイト周辺の市街地と郊外という、他の候補車と同じ条件下で、数日間に及ぶテストドライブを行った。

選考委員の誰一人として、翌2019年1月、デトロイトで行われた北米国際オートショーの発表時まで、最終投票の結果は知らされていなかった。そして言うまでもなく、その賞を勝ち獲ったクルマとは…。

「Hondaは3年連続で
この権威ある賞を勝ち獲った」

ここに、米国のニュースサイト“The Drive”の記事を引用する。

「NACTOYの選考委員会は今朝デトロイトで、Honda ACCORDが2018年の北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したと発表した。この賞は、2018年に発表された新車、もしくは大幅改良を行ったモデルを対象に選ばれるものだ。Hondaにとって今回の受賞は、2016年にCIVICで受賞した北米カー・オブ・ザ・イヤー、2017年にRIDGELINEで受賞した北米トラック・オブ・ザ・イヤーに続く、3年連続の受賞となる」

※写真は北米仕様車です。

この発表結果は大きな驚きとはならず、多くの選考委員たちにとっても納得のいくものだった。

では、選考委員たちは、Honda ACCORDのどこをどのように評価したのだろうか?

「デザインがよく、広々としたインテリアで走りも素晴らしく、
驚くべき数の標準装備を備えている」

クリス・パウカート(Chris Paukert)

北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー選考委員、

CNET “Road Show”マネージングエディター

「Hondaは何か不思議な魔法を使ったようだ。この10代目ACCORDは、先代モデルよりもはるかに洗練され、明確なメッセージを備えたスタイルになっているだけでなく、インテリアスペースもより広々としたものに仕上がっている。そればかりか、運転性能も素晴らしく、驚くべき数の標準装備も兼ね備えている」

「軽快なドライビング性能と、現在の自動車業界の状況を

一変させるほどの驚くべき燃費を兼ね備えたクルマ」

マット・デロレンゾ(Matt Delorenzo)

北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー選考委員

「ACCORD Hybridは、最高出力212馬力&最大トルク232lb-ft(314Nm)という十分なパワーを備えている。そして、優れた視認性と、正確で操作性に優れたステアリングにより、軽快なドライビング性能を発揮してくれる。しかし何より、業界の常識を変えるのは画期的なハイブリッドシステムだ。燃費性能は、1ガロン当たり約48マイル(約20.4㎞/L)。充分な室内空間と快適さを備えた、このサイズのモデルとしては驚くべき数値だ」

※写真は北米仕様車です。

筆者(ジョン・ラム)の解説 :

ACCORD Hybridの1ガロン当たり約48マイル(約20.4㎞/L)という燃費の数値は、とても興味深いものだ。なぜなら今までは、市街地での燃費は、高速道路上の燃費よりも1ガロンあたり約5マイル(約2.13㎞/L)ほど劣るということが常識だったからだ。しかし新型ACCORD Hybridの場合、市街地走行でも、高速道路走行でも、同じ1ガロン当たり約48マイル(約20.4㎞/L)という優れた燃費性能を発揮するのだ。

「我々はHybridの静かな
乗り心地にも感銘を受けた」

“Car and Driver”誌
「ACCORD Hybridは、その安定した乗り味で我々に感動を与える。バッテリーパックと後部座席下の付属のハードウェアによって追加された重量が、かつて多くの自動車メーカーが“道路をハグ(抱擁)しているような感覚”と宣伝した、あのセンセーショナルで濃厚かつ安定した感触を思い出させてくれる」

「我々はHybridの静かな乗り心地にも感銘を受けた。我々の測定によると、時速70マイル(約112.6㎞/h)時の室内騒音レベルは69デシベルだった。これは我々がかつて長期テストを行った、2018年Honda ACCORD 2.0T EX-Lに匹敵する。ACCORD Hybridは、ほぼすべてのタイプの路面で、ACCORDのガソリンモデル同様、しなやかで安定した乗り心地を実現した。道路上のほとんどの凹凸や段差は、ほとんど何事もなくスムーズにこなし、より大きなギャップは、その堅固な構造と洗練されたサスペンションがしなやかに吸収する」

「我々に予想外の素晴らしい
喜びをもたらしてくれた

ACCORD Hybridは、燃費だけでなく動力性能も優れていた」

“Consumer Guide”誌
「ハイブリッド車は、ガソリンと電力の利点を組み合わせて、優れた燃費を実現するという任務を背負っているものだが、新型ACCORD Hybridは、まさにそれを達成している。加えてこのACCORDは動力性能にも優れていて、我々に予想外の素晴らしい喜びをもたらしてくれた。まさに“This thing flat-out hauls.”だ!(アメリカの表現で、ACCORDがとても機敏で、正確なハンドリング性能を有しているということを意味する)」

「我々が一週間、590マイル(約949.5㎞)に及ぶテストで得たデータは以下の通りだ。269マイル(約433.0㎞)に及ぶ高速道路走行時の平均燃費は、Hondaの公表値である、ガロンあたり48マイル(約20.4㎞/L)を凌駕する、ガロンあたり54.8マイル(約23.3㎞/L)。平均の0-60mph(静止状態から時速約96.6㎞までの加速時間)は、6.9秒以下だった」

筆者(ジョン・ラム)の解説 :

少し前まで、0-60mphが7秒以下というのは、スポーツセダンでしか達成できない数字だった。

新型ACCORDこそ
新しい時代のハイブリッド車だ

ジョン・ラム(John Lamm)北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤー選考委員

※写真は北米仕様車です。

より上級なマーケット向けの
エクステリアデザイン

雑誌やウェブサイトからのコメントを取り上げたので、今度は、私自身が新型ACCORD Hybridから得た印象をいくつか披露しよう。
エクステリアのスタイリングとルックスは、より上級なマーケットをターゲットにしているし、歴代のモデルに比べてもさらに洗練されたものとなっている。特にサイドビューが美しい。スポーティーでスピード感のあるルーフラインに加え、ウエストラインがノーズからテールまでなめらかなアーチを描いている。そして、テールには小さくてチャーミングなキックアップが与えられている。

ユーザー目線の、
非常に使いやすい操作系

※写真は北米仕様車です。

多くの最新モデルと違い、新型ACCORDのインパネのレイアウトは非常に使いやすくできている。
いかにもHondaらしく、ユーザー目線で開発されており、大型のインフォメーションディスプレーは、反射光を避けながら、両目の高さに正しく設置されているし、使いやすく大きなアイコンが備わっている。最近、多くのモデルでディスプレーを操作するために、運転時、頻繁に目をそらさなければならないケースが多いが、心配なく操作できるのは新型ACCORDのグッドポイントだ。

ライバルを凌ぐ、
広々とした後部座席とトランク

※写真は北米仕様車です。

“Road Show”のクリス・パウカートが述べているように、新型ACCORDの後部座席のスペースが大きくなったことも歓迎すべきことだ。
Honda ACCORDのリアシートのレッグルームは、40.4インチ(約102.6㎝)。Toyota CAMRYの38インチ(約96.5㎝)に対して、たった2.4インチ(約6.0㎝)の差だが、その差が大きいことは言うまでもない。

後部へ目を向けると、新型ACCORD Hybridには16.7キュービックフィート(約453.0L)の大きなラゲッジスペースを持つトランクルームが備わっている。何が優れているかといえば、通常の内燃機関仕様のACCORDとまったく同じトランクルーム容量であるどころか、他のほとんどのライバルモデルのトランクルームよりも大きいのだ。参考までに記せば、直接のライバル、Toyota CAMRYでさえ、15.1キュービックフィート(約427.5L)である。

運転を通して
ドライバーを笑顔にするクルマ

そして何よりも素晴らしいのは、新型ACCORD Hybridが「運転して楽しいクルマ」だということだ。かつてハイブリッド車とは、素晴らしい燃費性能と、優れた効率性をもたらすためのクルマとしか考えられておらず、運転を通してドライバーを笑顔にするような存在では決してなかった。それらがオールドデイズのハイブリッド車であるとするならば、新型ACCORDこそ新しい時代のハイブリッド車だと言える。

ACCORDは、アメリカ人が真に
素晴らしいと認めた最初の日本車

ACCORDに関するエピソードを一つ紹介して、本レポートを締めくくろう。つい最近私は、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスのパネルディスカッションでパネリストを務め、アメリカにおける日本車のインパクトをテーマに意見を述べ合った。
そこで「アメリカ人が真に素晴らしいと認めた最初のモデルは何か」と尋ねられ、私は即座に答えた。
「初代Honda ACCORDだ」と。
なぜなら初代ACCORDこそ、1976年に設計とエンジニアリングの新しい基準を打ち立てた画期的なモデルであり、私自身、一台購入して愛用し、身をもってその素晴らしさを経験したクルマだからだ。今回の北米カー・ユーティリティー・アンド・トラック・オブ・ザ・イヤーの選考委員たちも、初代同様に新基準を打ち立てた画期性を感じ、新型ACCORDを選んだに違いない。

※記載内容は海外仕様車となります。
※数値に関しては計測時の状況により異なる場合があります。

Awards

  • 10Best CAR AND DRIVER 2018
  • NORTH AMERICAN CAR OF THE YEAR
  • 10Best CAR AND DRIVER 2019

2018北米カー・オブ・ザ・イヤーをはじめ、

世界で30以上の賞を受賞。

  • 2017
  • EuroCarBody Awards 2017

    [Automotive Circle International(ACI)]
  • Car and Driver 10BEST

    [Car and Driver Magazine]
  • Best Car to Buy 2018

    [The Car Connection]
  • Overall Best Buy

    [Kelley Blue Book®]
  • 2018 Kelley Blue Book Best

    Auto Tech Award

    [Kelley Blue Book®]
  • Edmunds Buyers Most Wanted

    Awards Midsize Car Segment

    [Edmunds]
  • 2018 Consumer Guide® Automotive

    Best Buy Awards-Midsize Car

    [Consumer Guide® Automotive]
  • More
  • 2018
  • 2018 North American Car of the Year

    [NACTOY]
  • 2018 AUTOMOBILE All-Stars

    [AUTOMOBILE magazine]
  • Best Car of 2018

    [ExtremeTech]
  • 2018 Car of the Year

    [Detroit Free Press]
  • MotorWeek Drivers’ Choice Awards-

    Best Family Sedan

    [MotorWeek]
  • Editors’ Choice Awards

    [Car and Driver Magazine]
  • 2018 New York Daily News

    Autos Awards (DNA) -Family Car

    [New York Daily News]
  • 2018 Must Test Drive Award

    [Autotrader]
  • 10 Best Family Cars 2018

    [Parents Magazine and Edmunds.com]
  • 2018 U.S. Automotive Performance,

    Execution and Layout (APEAL)

    [J.D. Power]
  • 10 Best list for 2019

    [Car and Driver Magazine]
  • Best Buy Award

    (mid-size sedan category)

    [Kelley Blue Book®]
  • 10 BEST Engines Awards

    [WardsAuto]
  • Best Hybrid car of the year

    [中国経営報]
  • Best Hybrid car of the year

    [Sina.com]
  • Best car of the year

    [Xcar.com]
  • 2018年 中国Best car of the year

    [XinChePing.com]
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  • 2019
  • 2019 Autoweb Buyer’s Choice Awards:

    Best Car of the Year

    [AutoWeb]
  • Autowebs Buyer’s Choice Awards:

    Best Sedan of the Year

    [AutoWeb]
  • 2019 Vincentric Best Value in

    America™ award: Hybrid segment

    [Vincentric]
  • 2019 Editors’ Choice Award:

    Best Sedan

    [Edmunds]
  • Best Cars for Families

    [U.S. News & World Report]
  • Best New Car Award

    [Good Housekeeping]
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